ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲専業農家です。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

つぶやき

生育不調

こんばんは。
連日の雨、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

私は自治会がらみの仕事が続き、なかなか草刈りなどがはかどりません。
そんな中、電話線は切れてしまいました。

が、おかげで切り倒したかった木を伐採できました。

まぁ、転んでもただでは起きません。
とおもっていたら、チェンソーのチェインが歪んだのか、チェインソーのソーが動かなくなりました。
うーん、コレだから安物はよぅ・・・ブツブツ(-_-;)

さてさて、それはともかくですが日照不足で一気に生育が停滞
当初の予想よりも刈り取りが遅くなりそうです。

農業新聞紙上では いもち注意報 も発令されています。
東北の刈り取りも遅くなりそうで、ちょっと先行きが不透明。
さらに、今後も天気は安定しないようなので、刈り遅れによる品質悪化も現実的

むむっ、三年連続で雨にたたられるの?
参ったな~。

あっ、でも作付早々に諦めた田んぼは、これもしかしたら結果的にはよかったのかも・・・なんて、へんなとこで前向きになっているなよぉ(^_^;)
 

盆踊りが終了しました

今シーズンは地元の自治会役員をやっています。
我が地域では単年度交代で自治会の役員が回ってきます。
そして、その自治会の大イベントは

 盆踊り大会

約250戸ほどで構成されている自治会で、ほぼすべてを手作りで仕上げています。
なので、出店もすべて地元の方が汗をかきながら行っています。
踊り連の方もがんばっていました。

そんな中、知らない人が踊っています。
カップルで浴衣を着ていて、しかも上手い!

で気になったので聞いてみたら。

 私たちこぢんまりとした盆踊りを探して踊りに行っているんです♪

だって。
もう

 見つけてくれてありがとう!!

てなもんだよね。

スタートするまでは、ここ最近の天気の不安定さに、みんなドキドキしていました。
が、なんとか天気も持ってくれて滞りなく盆踊りが終わりました。
ホっとしたというのが本音。

でも、今週末は市主催のお祭り。
そして、来週末は市主催の防災訓練。
10月には子供神輿も待っているわけで、いやーこれ稲刈りやばいっすよ!!

ライトニングトーク会に行ってきました

このところ少し涼しくて助かっています。
が、雨も降ったりで除草剤が撒けたり撒けなかったり。

そんな中、昨晩は千葉にある千葉コワーキングスペース201で行われた

 もっと知りたい世の中のこと ライトニングトーク会

というトークイベントで農家についてのお話をしてきました。

今回は6名のスピーカーがいて、それぞれ10分の持ち時間でその道の話をするというものです。
もちろん僕は農家の話ですが、それ以外の方は

 政治、介護、アパレル、マーケ、ボクシング

と多種多彩。
一番印象に残ったのは、ボクシングジムの方から

 あなたの近くに世界一になった人はいますか?

という言葉。
確かに、どんな世界でも世界一になった人なんて会ったことなんてない。
そういう人の側にいられるだなんて、それは凄いことだ。

そんな中で、僕が話したのは

 やっぱりサラリーマンが一番だよね

というお話。
どんな内容だったのかはナイショです^^;

なお、10分という時間の中でなにを話すか、どう話すか、をほぼ毎日考えていました。
最初は、少しは格好つけたいというのもあったのですが、話しているこっちが面白くないんですよ。
なので、結局は上手く行っていないシーンも含めて農家のことを話してきました。

恥ずかしかったのは、息がもたなくなってしまい、胸を押さえてハーハーしてしまいました。
以前にも、同じようなコトがあったので、もう少し練習が必要かも知れません。
反省点です^^;

しかし、みんな話が上手くて、また僕の知らない世界を生きていて、なんだか凄いなと思いました。

さて、明日も頑張りまっす!!

ご心配おかけいたしております

こんにちは。
このところ、打ち合わせなどがあってバタバタしておりますが、体の方は少しばかり休ませることが出来ています。
ホッとしていますが、雑草のことを考えると頭が痛いです。

さて、今年ですが一人で10ha。
田んぼの枚数ですと100枚を超えるのですが、当然無理です。

おかげさまで、多くの方に迷惑をおかけしています。
この場を借りて、お詫びいたします。

じゃ、なんで無理なことをやっているのか?

ボクは、多くの人とは考えている順番が違います。
一般的には

 自分の出来る範囲でコツコツと

というのが当然。
その積み重ねが生きる、というのが王道だと思います。

でも、ボクはことこのミッションに関してはそうは思っていません。

どんなことがあっても、まずは10haまで面積を拡大する。
そこまで拡大してからが、ようやく勝負だと考えています。

本年、ようやく10haまで拡大しました。
もう3年はかかると思っていたのですが、ありがたい話です。

行政とも打ち合わせをしています。
認定農業者にも成りました。
人農地プランにも組み入れられました。
新技術の導入が出来ないかの勉強会にも参加しています。
人員の手配も目処がつきそうです。

ご心配をかけておりますが、いよいよ来年からスタートが切れそうです!

どうぞよろしくお願いいたします。

生産調整に関する一考察

今日は、友人とお米の話をしていました。 色々と考えを巡らせることでしたので、ちょっとばかりシェアをさせていただきます。 みなさんも減反政策というお話を耳にしたことがある思います。
要は、おコメの生産を減らして、おコメの値段が下落するのを避ける政策です。
現在は、減反という言葉はなくなっていますが、政策の一環として
生産調整という形で残っています。強制的なものではありませんが、飼料米などの形で食用米の生産を調整しています

その概要に対して、友人から

 お米の値段が下がったから、なんとかお米の需要が残っているのではないか?
 20年前に比べて、確かに米価は下落している。
 もし、20年前と同じ価格だった場合には、もっともっとおコメの消費は減っていたのではないか?

という問いがありました。
それに対して僕は、

 そうではないのではないか?
 そもそも現在は、家族の形が変わり、自炊をする人たちが減っている。
 一人暮らしの大学生なら、炊飯器や鍋などを買うお金がないため、自炊をしていない。
 でも、一方で中食でのコメ消費は増えている。
 だから、価格による問題よりも、核家族化による炊事環境の変化が大きいのでは無いか?

 ※自炊が選択肢から外れていることを指した。
  でも、振り返ると確かに米価が下落していなかったら、需要がもっと減っていた可能性はある。
  と今は思っています。


という言葉を発していましたが、一方で彼の指摘した視点は面白いなと思えました。
確かに、主食とはいえ現在はパンなど小麦の消費量が増えており、お米の需要が減り続けているのは事実。
僕は、米よりパンや麺の方が単価が高いために、より安い食料に流れたということではないと思っていました。高齢化がお米の消費に影響していることがありますが、一方で核家族化によるコメ消費の変化は、お米を食べられるようにする手間のコストが大きいのかもしれないと今は考えています。

なら、手間というコストを補う為にコメはもっと安くなるべきなのか?

たとえば、彼の指摘するように生産調整を廃し市場にすべて任せたときにどうなるのか?

現在、水稲農家の方々は60代以上の方が中心になっています。
年金受給者である方々が多く、生業として行っているよりも、営々と続けてきた稲作を使命感で行っているケースが多いのではないかと思います。
そのため、生業として行っている方との間では、コストに対する意識にかなりのズレが存在しています。

現在の平均的な水稲農家の作付規模は1ha。
多くの農家が生業で行っている規模とは言えないのが実情です。
水稲生産だけで食べていくには最低でも10haの規模が必要と言われていますので、大きなズレがそこには存在しています。

そして、基本的にそのズレの上に市場が存在しているといえます。

ですが、営農のメインプレイヤーである高齢者から、その下の世代へ営農のバトンが渡っているとはいいがたいのが現状です。
そうであるのならば、このズレのある市場を維持することは、早晩難しくなると思われます。

であれば、現時点で市場による需給調整機能に完全に依存すると、生業で稲作をしている農家が退出していく可能性が高いといえるでしょう。
そうではないかもしれないですが、その可能性が大きく存在します。

そして、時が進み供給サイド(農家)の退出者が続出した際に、残念ながら新規参入が簡単には行えません。
荒れた水田は元に戻るには時間がかかりますし、多くの資本(高額のトラクターや多くの圃場)が必要になります。

それはつまり、主食であるおコメの供給が悪化するということでしょう。

その際に、海外から米であったり小麦であったり穀物を輸入することにしたとしても、それも簡単には行えなえないでしょう。北欧の小国であればいざ知らず、日本は1億人も暮らしていて人口が多すぎるんです。
現在、アジアの国々が豊かになり、穀物の消費量が多くなっています。
それはつまり、世界の食糧需給のバランスは消費が多くなっているといえます。
そして、各国が豊かになっているということは、日本にとって安い価格で食料を確保できるのかは不透明ということです。

だからこそ、日本は自国での供給を維持する必要があるといえます。

それらのことが相まって、生産調整が存在しているのだと思います。
しかし、使命感で営農している方々がリタイヤしたときには、大きく供給が崩れる可能性があります。
その時は、生産調整もなくなるのではないでしょうか。



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