ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

作業機

2021 秋の修理祭り~その3~

みなさんこんばんは。

随分時間が経ってしまいましたが、ようやく最後の作業機までたどりつきました。
いや~、まだ直しきっていないモノもあるのですが、一端区切らせていただきます。


<壊れたもの一覧!>

 ・ハーフクローラートラクター

 ・ホイールトラクター

 ・エンジン付き

 ・作業機



●作業機


フレールモア(ニプロFNC-1600)

単純に歯が瘦せてしまったので交換!

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その他、ゴムの部分が劣化して無くなっていたので50φのホースを代用してなんとかしました。
いや~、よくぞここまで使いましたね^^;

それと、なぜかドレンプラグが回らないんですよ~、どーすんのこれ。


ロータリー(コバシKJL180)

こちらはロータリー軸からのオイル漏れ。
オイルシール交換だけなら楽なのですが、受け軸側はどうやら泥の進入がありベアリングの交換も必須。
結局ロータリー軸側もベアリングに引っかかりがあったので交換することに。

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受け軸側は泥も混入してこんな状態に。ベアリングもまったくダメ。

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チェーンケースは綺麗にした後なのであれですが、鉄粉がすごかったT_T


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トラクターにつけたまま作業をしたら、けっこう簡単にできました。
軸をぬくときにひたすらハンマーで叩きまくりましたが、そんなに難しくなかったですわ。


ロータリーシーダー(アグリテクノ矢崎RXGS-517RSK)

写真無しT_T

昨年、耕作放棄地明けの圃場へ麦の作付をしたときに、播種した種に土をかける為のディスクが壊れてしまいました。
なので、これを交換。
簡単でしたが部品代高かったなぁ。


日農耕ヒッチ

こちらはバネが経年劣化で折れてしまったので交換。

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これも大したことなくて簡単でした。


ドライブハロー(ササキ マックスハロー)


これはまだ修理していないのですが、ハローが開いた際の押さえがへしゃげてしまいレベラー位置がおかしくなっています。

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これは購入したばかりの時ね。

さて、溶接するか、それともどうするっかな~。

というわけで、修繕ばかりをしております。
本当に何屋なんだかわかりませんw

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2021 ドローン欲しい・・・けど高いよね

みなさん、こんばんは。
ファームさきくませの栗山です。

週末のアップを予定していたのですが、書類作成に追われ、またも予定を違えてしまいました。もうしわけございません。
あくまで予定と言うことで、ご容赦下さいませ。

さて、先日ですが近隣の農家さんが ドローン を利用して除草剤散布を行うというので、見学に行ってきました。
といっても、私どもが耕作している圃場のすぐ近く。
今までは、準備された場所で色々な人と一緒に眺めることはあったのですが、自分たちが日々を過ごしている場所でとなると俄然臨場感が違います。

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デーン!!!

やっぱりデカい。
このドローンはタンク容積が16リットルの大きなタイプになります。写真は農道の上になりますが、軽自動車が余裕を持って走れる場所で、この大きさ。
いや~、折りたためるとはいえデカい。
とても一人で取り回すことは出来ません。


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で、これが基地局。
バッテリー充電用の発電機を搭載したダンプにくくりつけていました。
この基地局も高いんだよね。


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こちらが飛行風景ですが、とにかく安定していました。
上空待機をしているときは、ピタッと止まっているかのようでしたよ。

ただ、一方で薬剤散布量の調整などは細かいようで、シーズン最初の一発目からバシッと決まるのかには不安を覚えました。
けれど、早い!!
圃場が纏まっていれば1ヘクタール程度なら10分くらいで終わってしまうとのこと。

背負い式のエンジン散布機ではどんなに纏まっていても数時間はかかりますし、大きな圃場になれば人間が田圃の中に散布機を背負ったまま入っていかなくてはなりません。
正直、これは欲しいなと思いました。

ただ、やっぱり高いんですよ。
導入には300万円程度は必要と考えていますので、ちょっとねえ。
この先、トラクター、田植機と更新の予定が入っている中で、ドローンにお金を回すほどの体力がまだありません。
特に今年は米価の大幅な下落が見通せていますので、動けないというのが実際のところ。

先日は、追肥にドローンを使っている事例もありました。
これがまた背負いのエンジン式でやると、ホントにダイエット効果抜群!!
真夏にやっていると、幻覚が見えてくるんじゃ無いかと心配になるほどです。

やっぱり、ドローン欲しいですね。

と、後ろ髪をひかれつつ、現在の田圃はこんな感じです。

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飼料用のアキヒカリ。
かなり遅く植えたのですが、ここの圃場はまぁまぁよくなっていました。

でこちらは4月末植えのコシヒカリ。

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コレは条抜きといって、コシヒカリでは選択することが出来るものになるのですが、植え付けの間を大きく開けて植える技術です。

光をよく浴びるのか、株が大きくなり、丈もそれほど高くなく、通常植えと同じような収量が得られる技術になります。
正直、半信半疑でしたが、手応えはかなりあります。

私どもは10aあたり苗箱を10枚程度使うのですが、これでもかなり少なくしています。
しかし、この技術を使えば6枚程までさらに少なくすることが出来ます。
苗を作る場所の問題が多くの農家の頭を悩ませていますが、この技術を利用すればかなりの改善が見込めそうです。

と、捕らぬ狸のなんとやらになってしまわないように、秋の収穫をみて判断しますが、株の大きさをみるといけそうだなと思っております。


では、本日はこのあたりで。
次回の更新は7月頭を予定しております。


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2021 遂にガイア到着!!(追記あり)

こんばんは。

ファームさきくませの栗山です。

今回はトラクター作業機のことを少し・・・

つかタイトルを目にして

 ガイアってなんだよ。

という、つっこみをされる方も多いと思います。

一方で、

 コバシかよ、やっぱり富士トレーラーだろ!

という玄人肌の方もいらっしゃるかと思います。

このガイアというのは、トラクターアタッチメント(作業機)の一つで、漏水を防ぐために畦畔(けいはん)を固く作り上げる

 畦塗機

の機械愛称のことです。

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作業機の有名メーカー小橋工業(以下、コバシ)が作り上げた 自動制御装置(ガイアマチック) を搭載し、通常であればトラクター幅分畦塗りが出来なかったものを、畦際まで綺麗な畦を形成できる優れものです。

もう、この時点で普通の方は何を言っているのかさっぱりわからないと思います。

なので、you tubeの動画を見てもらいましょう。




すごい!

まだ使っていないけれど、凄い!!

ちょうど、作付け規模も増えてきた中で、以前まで使っていた 富士トレーラー の直進式畦塗機では少々荷が勝ちすぎる状態になっていました。

そんな中で、
同じ富士トレーラーのマンタセブン
ササキコーポレーションの超耕速あぜぬり機カドヌール
そして、コバシ工業のガイアが候補に挙がっていました。

ひとつひとつ、それぞれに長所があるのだけれど、今回はガイア。

決め手は前進作業だけで済むことと、重複箇所が無いこと。

大雨でしばらくは使用できなさそうだけれど、早く使いたくて仕方がありません。

というわけで、がんばります!!


(追記)

3町ほどおわらせました。

センサーで畔塗データを取得したのちに、旋回時にそのデーターをフィードバックするようです。
そのため、内側に膨れた畔を形成すると旋回時に畔を壊す可能性があります。
逆に外側に膨れた、つまり凹んだ畔を形成すると旋回時に畔が厚くなることがあります。
その時には、改めて畔を作り直してください。


※次回の更新は3月15日頃を予定しています。


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2020 ツインモアの導入を予定しています!

梅雨が早く去ってちょうだい!!

と、今日も恨めしく空を眺めていました。

雨が多すぎて中干しが出来ないために、まだウチの地区では水が止まっています。

困るねぇ。

で、困るといえば畦の雑草。

ウチは雑草に完全に負けてしまっていて、どう頑張ってもなんともならんのですわ。

そもそも、やっている面積が広すぎると言われていますが、広くしなければやっていけないのが今の稲作。

で、昨秋は刈り幅160cmフレールモアを導入したのですが、今秋はツインモアを導入する予定です。

twin

※三陽機器株式会社webサイトより


いわゆるブーム式の草刈り機。

トラクターに乗りながら、アーム操作で色々なところの草刈りが出来るのがポイント。

当初は、オフセットモアも検討していたのですが、トラクターの横側にスライドして草刈りが出来るのだけれど、平面での使用になるのでイマイチという判断になっていました。

しかし、ツインモアなら立体的に動作が出来るので、揚水側の草刈りは随分スピードアップが出来ます。

秋の畦畔除草もコレなら相当楽ちん♪

トラクターを遊ばせる時期も少なくなるし、もう一つ導入を予定している機械とあわせて、畦畔除草の省力化を徹底的に図ろうと思っています。

なお、この機械は外部油圧が一系統必要なのですが、ウチで使っている30馬力クラスのトラクターだと付いてないんですよ。

なので、外部油圧を後付けする必要があるのです。

これが、頭を悩めていたんですよ。

だってさ、外部油圧キットって安くても15万円程度。取り付け工賃まで含めれば20万円はするはずなので、新車で購入すると安くても120万円は越えちゃうなぁと、やっぱり及び腰になっていたのです。

ところが、新車の導入をすると今だけかも知れませんが

 外部油圧キットをサービス!

してくれるとか。

ゆくゆくはリバーシブルプラウも検討していたので、これなら導入してもいいじゃないのか、と前のめりになって検討。

というわけで、他のモノを先送りにして、今回はコイツを導入する予定で邁進中です。

いや~、試しに聞いてみるもんですね^^;

さぁ、頑張ってお金を稼ぎましょう♪


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2020 新しい田植機がやってきました♪

今日は田植機の話。

実は、昨年まで使っていた田植機(PG7)はぶつけて壊れてしまっていたので、新しく購入する必要が生じていました。

もう、最後の方は植え付け部が ギーギー いっていて

 あとちょっと持ってくれよ~

と、なんかの漫画かよな状態でした。

ホント、最後の最後までなんとかなってホッとしました。

で、買うことは決めていたのですが、これがなかなか踏ん切りがつかないんだよね。

とはいえ、もう田植えの時期が迫ってきているわけで、そうこう言ってはいられないわけで程度の良さそうな機械を選んで購入したわけです。

それが到着しました。

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今回もイセキ。

やっぱり安いってのと、7条っていう中途半端な(でもウチにとってはベストな)商品。

で、昨年まで使っていた物より新しいPZ7シリーズ(PZ7-HGRLF)がやってきてくれました!!

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上の写真は苗を載せる台を手前側に折り畳んでいます。

広げると横幅が一番広いところで2.4mを越えちゃいますので^^;

なお、内側補助車輪ははじめてなので、どんな感じなのか気になるところ。

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そして、これこれ、このZローターよ!

このローターが植え付け時にクルクルと回って、田圃の表面をならして綺麗にしてくれるわけで、植え付けが良くなるわけですよ。

なので、是非とも導入してみたかった商品。

残念ながらパワーのあるディーゼルではなくガソリンエンジンだけれど、昨年までのより20%馬力がアップしているので、作業効率はきっと向上するはず!!

というわけで、錆はけっこう出ているけれど、それでも程度はいいんじゃないかな。

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調整ダイヤルも全面に集中してくれているし、ブレーキペダルは分割式では無くなっているし、随分と変わったなというのが印象。

田植えが今から楽しみで仕方がありません♪


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