ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今年を占ってきました

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     お米の注文はこちら
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ども、初心忘れるべからず。
千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家の 栗山 です。


みなさん、新年はいかがお過ごしでしょうか?
私は、農作業はまだですがバイトには昨日、行ってきました。
とはいえ、総務課は休みのため新年の飾り付けも無く日が暮れると年末感が漂う有様^^;
ハロウィンとかクリスマスの飾り付けはするのになんだかちょっと残念ですw

それはともかく、今日は家でゆっくりしてアメリカンフットボールを観ながら酒でも飲んでいようと思っていたのですが、朝に連絡があり昼過ぎに川崎に降り立っていました。

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※川崎競馬場ポスター


北海道時代にお世話になった方の持ち馬が重賞(大きなレース)で走ると言うことで駆けつけた次第。
まぁ、年のはじめに今年を占う意味もかねて面白そう。
しかし、ボクの川崎競馬場との相性は最悪。今まで一度たりとも馬券を当てた覚えがありません

 年明け早々の試練!

とも受け取れるわけで、おとそ気分なんて吹っ飛びます!
でも、まずは腹ごしらえ。
そう、腹が減ってはなんとやらです。

というわけで、川崎競馬場2号スタンドの奥の方にあるタンメンのみよしへ向かいます。
このタンメンが檄ウマなわけです。
1杯600円の一品。立食テーブルの上にはラー油の他、ニンニクや辛み調味料があります。

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汗をかきかき完食!
お腹がいっぱいになって早速馬券を外します

 やっぱりorz

いえ、ここで気落ちをしてどうなるものか、そんな気弱な自分は去年に置いてきたハズ!
パドックを観て、競馬新聞を睨み、ああでもないこうでもない。

そんなおり、ふと走路を眺めてみると、ちょっと華やかな彩りが。
川崎競馬場名物のコスプレ誘導馬。
新年らしく振り袖姿の騎手が御しています♪

kawasaki


※こちらはメインレース前の走路上を行く姿です。


これで肩の力が抜けたのか、配当は低かったのですが的中することが出来ました!
なんか幸先が良いかも^^;

そして、お目当てのレースはと言うと

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声援を送る馬は、手応えもよくとても気持ちよさそうに走っています。
これは、これはもしかして!!!

と熱くなりますが、短い川崎の最後の直線で力尽き残念ながら優勝までは手が届きませんでした。
けれど、売れ残った馬が全国交流重賞まで歩みを進めた姿にはぐっと胸が熱くなりました

上手くいかないことは多いけれど、でもね・・・

そういうことがあるから競馬だけじゃなくてスポーツがとても好きです。
応援した馬も、今後がとても楽しみです。

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こちらは優勝した金沢競馬所属のグルームアイランド。
なんと17回走って15勝。

なかなかこうはなれないですけれど、一歩一歩と歩みを進め栄光を掴むことが出来ればと、隠れてボクも牙を研いでます♪

  

北海道馬紀行

週末は天気が悪かったですね。
田んぼにも水たまりが出来ており、トラクターで入るのには勇気が必要。というか、しばらくはトラクター作業はお休み。なので、事務作業だったり畦周り の修繕や草刈りを頑張ろうと思っております。

さて、先日の北海道行きについて、もう少し書きます。
ボクは実は馬が好きです。


色々と思い悩むことがあった時。
土砂降りの日曜日。
息をするのさえも面倒で鬱々としていた、そんなある日。

ほの暗い居間でテレビの明かりだけが煌々とともる午後。
画面には雨に濡れる競馬場。
その中に、負けたことが無い馬が映っていました。

でも、その馬は

 血統が良くない
 体型が良くない

そう口にされ、血統も出自も良い他の馬が人気になっていました。

ボクも、

 あぁ、きっとこの馬は負けてしまうんだ。
 競馬って言うのは残酷な物だな。
 努力に意味なんて有るのだろうか。

そんなことを暗い中でごろりと転がって、ぼんやりと思い浮かべていました。

そして、レースがスタートしました。
良くないと言われた栗毛の馬が後続を従えてスタートを切ります。
雨に煙る中山競馬場。
いつか捕まる。
しかし、そういった周囲の評価をあざ笑うかのように、その馬は止まりませんでした。
後続を突き放し決勝線を駆け抜けた時、ボクの身体は起きていました。

 もしかすると、ボクは大きな勘違いをしていたのかもしれない。
 周囲の評価なんて絶対では無い。
 事実はそんな評価とは異なるところにある。
 それにも関わらず、自分がその声に従ってどうなるものか。

それからですね、紆余曲折を経ながら自分の生き方を模索しました。
で、気がついたら今ここにいるわけです。

 もし、あの時あの馬に会わなかったら。
 果たして今を生きていることが出来たのだろうか。
 そう思うと今でもぞっとします。 
 
出会いって本当に奇跡みたいな物です。
というわけで、今回久しぶりにその馬に会ってきました。

北海道の馬農家も随分減ったそうで、今では最盛期の4割程度とのこと。
確かに、チラチラと荒れた牧草地が見えもします。

さて、まず 競走馬のふるさと案内所 へ架電。
その後、牧場へ直接連絡してアポイントをとります。
牧場によって、見学方法が違うので、必ず 競走馬のふるさと案内所 へ連絡する必要があります。

そして、青空の下に生える栗毛の馬がいました♪

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もちろん、彼には 

 ありがとう

と小さく声をかけました。

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でも、のんびり草を食んでいるばかりで牛みたいな馬だなと再確認^^;
現在は専用厩舎に住まわれており、道路沿いの放牧地は彼のための専用だそうです。
経済動物故に、引退後寿命を全うすることがなかなか出来ない馬の世界。
その世界で、彼が悠々自適の時を過ごせるのは奇跡みたいな物なんだよなとしみじみ。


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なお、もうお爺ちゃん馬になっているのであばらも浮いていましたが、それでも手入れをして貰っていることがよくわかります。
彼専用の厩舎にはノートが置かれていて、多くの人が彼のもとを訪れていることが伺えました。
これはファンとしてはとっても嬉しいことです。


で、その後は新冠まで足を伸ばします。
優駿スタリオンステーションでは、ナリタブライアンとオグリキャップのお墓参り。
その脇にマヤノトップガンが佇んでいます。

その後は、馬に乗ってきました。
うかがったのは新冠ホロシリ乗馬クラブ
初心者でも外乗りが出来て、自然の中を馬と行くのはとても素晴らしいです。

初心者の方なら50分のコースで7500円。
なお、経験者になると100分でも15500円くらいと非常にリーズナブル。

供用馬も

ナリタセンチュリー  京都大賞典優勝
クーリンガー 平安ステークス優勝
フォーカルポイント 京阪杯優勝
メイショウトウコン 東海ステークス優勝

と競馬ファンの方には おっ! と思わせるのでは無いでしょうか。
なおクーリンガーは白毛の馬体もあいまってとても人気があるとか。

なお、ボクは久しぶりだったので、駈足をだせないは、軽速歩さえもままならないはと惨憺たる有様。
それでも、最後の方には山中を駈足で進むことも出来てとても楽しかった。
やっぱり馬は本当に素晴らしい!

ボクも彼らに負けないように頑張って行きます!

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※笑顔がだらしなくなっているのはご愛敬です。
※キタサンキングオー




1992年:スプリングステークスGⅡ(中山 芝1800m 重)

 

ミホノブルボン 栗毛 牡 1989年生
8戦7勝2着1回
東京優駿(日本ダービー) 優勝
皐月賞 優勝
朝日杯3歳ステークス 優勝


 

お世話になった方に会ってきました

先日、このブログの最初のエントリーに取り上げた お世話になった方 に会ってきました。

最後にお会いしたのが5年前。
久しぶり感はあんまり無かったのですが、風景はほとんど変わっていなかったのですが、それでも色々なことが変わっていました。
それらを目にするにつけ

 もしかしたらボクも随分変わっているのかもしれない。

そうハッとしました。
以前は馬の生産をしており地方競馬で大活躍したダイコウガルダン(※)を送り出しています。

※1990年、1991年の地方競馬年度代表得馬

曰く

 他の馬がバテるところを3周してもケロリとしてるんだ。
 あんな馬いないな。

と話されていたのを思い出すと、なんだか嬉しくなりますね。

しかし、息子が大学を卒業し帰ってくるにあたり馬をやめ牛一本にしたそうです。
ダイコウガルダンが駆けた調教コースに牛が草を食んでいるシーンは少し寂しいというのが本音

ですが、TPPをチャンスと捉えるなど後ろなぞ振り返らないその姿は、本当に色々なことを教えてくれます。

お話をする時間はそれ程無かったのですが、お会いすることが出来て本当に嬉しかった。
おかげで、随分と気が抜けていた自分にムチをシッカリと入れることが出来ました。

5年の節目には色々なことがありましたが、その節目にしっかりと自分の向かうべき先を再度意識することが出来たと思います。


 
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