ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年03月

2021 種まきがはじまります

桜の便りもチラホラと届き始めました。
さすがに 早いな~ と思うわけで、雑草との戦いが大変な物になりそうで怖いなぁというのが本音です。

当方では、本年の田植えを4月20日頃から開始する予定です。
5月10日頃までであれば、まだ雑草が大きくなるには気温が低いのですが、今年のこの暖かさは雑草を早く大きくしてしまう可能性があるので戦々恐々としております。

さて、そんな先のことにビクビクしているわけですが、この日曜日から種まきを予定しています。
既に種籾も冷やし始めており、本日は生物農薬で消毒をしました。

生物農薬と聞くと身構えてしまう人も居ると思うのですが、菌類の一種を種籾表面に付着させて、有害な細菌を撃退するものです。
農業の世界では、こういう生物の特性を利用する試みはなされています。
根菜類では、線虫被害を避けるために線虫忌避効果の高い作物を利用するのは有名な話しです。

で、その生物農薬を散布し、週末にお湯に種籾を浸けて芽出しをして、いよいよ種まき。
その後、暖かい育苗器の中に入れて中二日で3cm程まで大きくなった苗をハウスの中に置いていきます。
最初からハウスは開け放っておりますので、通常なら4週間程度で田植えに適した大きさになります。
しかし、今年は暖か過ぎるわけで、さて大丈夫なんだろうかと心配しております。

上手くいってくれよ~

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種蒔き機の用意も完了!


※次回の更新は4月1日頃を予定しています。
種まきは既に終わっている頃ですが、さてどんな感じになっているのでしょうか。わたしが一番ドキドキしているかも知れません。

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2021 遂にガイア到着!!(追記あり)

こんばんは。

ファームさきくませの栗山です。

今回はトラクター作業機のことを少し・・・

つかタイトルを目にして

 ガイアってなんだよ。

という、つっこみをされる方も多いと思います。

一方で、

 コバシかよ、やっぱり富士トレーラーだろ!

という玄人肌の方もいらっしゃるかと思います。

このガイアというのは、トラクターアタッチメント(作業機)の一つで、漏水を防ぐために畦畔(けいはん)を固く作り上げる

 畦塗機

の機械愛称のことです。

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作業機の有名メーカー小橋工業(以下、コバシ)が作り上げた 自動制御装置(ガイアマチック) を搭載し、通常であればトラクター幅分畦塗りが出来なかったものを、畦際まで綺麗な畦を形成できる優れものです。

もう、この時点で普通の方は何を言っているのかさっぱりわからないと思います。

なので、you tubeの動画を見てもらいましょう。




すごい!

まだ使っていないけれど、凄い!!

ちょうど、作付け規模も増えてきた中で、以前まで使っていた 富士トレーラー の直進式畦塗機では少々荷が勝ちすぎる状態になっていました。

そんな中で、
同じ富士トレーラーのマンタセブン
ササキコーポレーションの超耕速あぜぬり機カドヌール
そして、コバシ工業のガイアが候補に挙がっていました。

ひとつひとつ、それぞれに長所があるのだけれど、今回はガイア。

決め手は前進作業だけで済むことと、重複箇所が無いこと。

大雨でしばらくは使用できなさそうだけれど、早く使いたくて仕方がありません。

というわけで、がんばります!!


(追記)

3町ほどおわらせました。

センサーで畔塗データを取得したのちに、旋回時にそのデーターをフィードバックするようです。
そのため、内側に膨れた畔を形成すると旋回時に畔を壊す可能性があります。
逆に外側に膨れた、つまり凹んだ畔を形成すると旋回時に畔が厚くなることがあります。
その時には、改めて畔を作り直してください。


※次回の更新は3月15日頃を予定しています。


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