備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。
全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。
出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当
米国農務省、8月10日(現地時間)
2018/19年度の4回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し
-2018/19年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み-
世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量 25億5,933万トン(対前年度比 0.1%減)
(2)消費量 26億1,328万トン(対前年度比 1.4%増)
(3)期末在庫量 5億8,564万トン(対前年度比 8.4%減)
(4)期末在庫率 22.4%(対前年度差 2.4ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
ドイツ等の乾燥被害により、前月に引き続き EU で生産量が下方修正されたことから、世界の生産量は、前年度よりさらに減少する見込み。
世界の消費量は、EU 等で下方修正されるも、中国等の増加により、前年度より増加する見込み。
世界全体の消費量は、生産量を上回り、期末在庫量は、前年度より減少する見込み。
(1)生産量 7億2,963万トン(対前年度比 3.7%減)
・米国、カナダ等で増加、ロシア、EU等で減少
(前月に比べ、EUで下方修正)
(前月に比べ、EUで下方修正)
(2)消費量 7億4,374万トン(対前年度比 0.2%増)
・中国、インド、米国等で増加、ロシア、EU等で減少
(前月に比べ、EU等で下方修正)
(3)期末在庫量 2億5,896万トン(対前年度比 5.2%減)
(前月に比べ、EU等で下方修正)
(3)期末在庫量 2億5,896万トン(対前年度比 5.2%減)
・中国で増加、米国、ロシア、EU等で減少
(4)期末在庫率 34.8%(対前年度差 2.0ポイント減)
〈とうもろこし〉
中国、ウクライナ等で増加することから、世界の生産量は、増加する見込み。なお、米国の生産量については、単収が史上最高となり、前年度並みとなる見込み。
世界全体の消費量は、米国や中国で増加することにより生産量を上回り、期末在庫量は減少の見込み。
(1)生産量 10億6,105万トン(対前年度比 2.7%増)
・ブラジル、中国、アルゼンチン、ウクライナ等で増加
(前月に比べ、米国で上方修正)
(前月に比べ、米国で上方修正)
(2)消費量 10億9,889万トン(対前年度比 2.9%増)
・中国、米国、EU、ブラジル等で増加
・アルゼンチン等で増加、中国、米国、EU、メキシコ等で減少 (前月に比べ、米国で上方修正)
(3)期末在庫量 1億5,549万トン(対前年度比 19.6%減)
(前月に比べ、米国で上方修正)
(4)期末在庫率 14.1%(対前年度差 4.0ポイント減)
〈米(精米)〉
作付面積が減少した中国等で減少することから、世界の生産量は、前年度より減少する見込み。
世界の消費量は、生産量を上回り、期末在庫量は前年度より減少する見込み。
(1)生産量 4億8,757万トン(対前年度比 0.2%減)
・中国等で減少。
(2)消費量 4億8,781万トン(対前年度比 1.3%増)
・中国等で減少。
(2)消費量 4億8,781万トン(対前年度比 1.3%増)
(3)期末在庫量 1億4,357万トン(対前年度比 0.2%減)
・中国等で増加
(4)期末在庫率 29.4%(対前年度差 0.4ポイント減)2.世界の大豆需給の概要(見込み)
米国の単収が上方修正され、前年度より増産に転じたこと等から、世界の生産量は、前年度より増加する見込み。
世界の生産量は、消費量を上回り、期末在庫量は、前年度より増加する見込み。
(1)生産量 3億6,710万トン(対前年度比 9.0%増)