ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2017年07月

大規模圃場の勉強会に行ってきました

みなさん、おはようございます。
本日は雨でスタート。
休む理由が出来ているので、大手を振ってPCの前に鎮座しております。

さて、ほんの少し前になりますが我孫子市まで足を伸ばして、大型圃場への作付勉強会に行ってきました。
私の地域の田んぼの大きさは1反(≒1,000㎡)ですが、今回見学したのは2.5町歩(≒25,000㎡)の超巨大な田んぼでした。

そうなると機械も違いますし、作業工程も全然違います。

普通はロータリーで田んぼを耕して、水を入れてから代掻きをして、田植機で苗を植え付けていきます。

ですが、そこでは異なりました。


1:プラウでスキ耕をする。
 時速10kmくらいまで出ます。早い!

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※スガノ農機webサイトより


2:バーチカルハローで表層を細かく砕く。

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※スガノ農機webサイトより


3:レーザーレベラーで平らにする。

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※スガノ農機webサイトより

高低差25cm程度はなんとかしちゃいます。


4:ドリルシーダーで種を蒔き。

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※スガノ農機webサイトより

これも高速種まき可能。2.5町歩で3時間未満。


5:鎮圧ローラーで鎮圧。

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※スガノ農機webサイトより


6:水を入れる前に、除草剤を散布。
7:ようやく芽が出てきて苗の大きさが5cm程度になって入水。


正直、田んぼというよりは畑といったほうがいいように感じました。

でも、トラクターも大型のものになりますし、そもそも圃場が大きくないと使うことが出来ません。
ちょっと我が地域では導入が難しく感じられました。
それに、高額なのでほしくても手が出ません・・・トホホ(-_-;)

先頭が、どこまで行っているのかを確認することが出来ました。
ボクはといえば、一足飛びでそこまではいけないので、まずは圃場の改善事業を行い。
出来る範囲でコストの抑制をし、資本蓄積をして次を目指そうと気持ちを新たにしました。

がんばるよ~

【備忘録】2017/7 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、7月12日(現地時間)
   2017/18年度の3回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2017/18年度の穀物及び大豆の生産量は消費量を下回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   25億3,793万トン(対前年度比 2.4%減)
(2)消費量   25億6,616万トン(対前年度比 0.1%減)
(3)期末在庫量 6億1,103万トン(対前年度比 4.4%減)
(4)期末在庫率 23.8%(対前年度差 1.1ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 生産量は、インド、EU等で増加するものの、米国で冬小麦の収穫面積が記録的な低水準となること、デュラム小麦・春小麦が大平原北部の厳しい乾燥により減少、豪州でも乾燥により減少が見込まれること等から、世界全体では前年度を下回る見込み。
 また、消費量は、
中国等で減少することから前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。なお、ロシアでは、史上最高の単収を記録した前年度と同様、生育条件が良好であることから、生産量が前月から300万トン上方修正された。

(1)生産量 7億3,783万トン(対前年度比 2.2%減)
インド、EU等で増加、米国、豪州、カナダ、ウクライナ等で減少
(前月に比べ、ロシア等で上方修正)
(2)消費量 7億3,528万トン(対前年度比 0.5%減)
中国等で減少
(3)期末在庫量 2億6,060万トン(対前年度比 1.0%増)
・中国等で増加、米国、豪州、カナダ等で減少
(4)期末在庫率 35.4%(対前年度差 0.5ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、米国で、中国、南アフリカ、メキシコ、ブラジル等で減少が見込まれることから、世界全体では前年度を下回る見込み。
 また、消費量は、中国、米国、
EU等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
 なお、EUでは、スペインで登熟期に高温乾燥型の天候に見舞われ、単収の低下が見込まれることから、2017/18年度の生産量が前月から40万トン下方修正された。

(1)生産量 10億3,690万トン(対前年度比 3.0%減)
米国、中国、南アフリカ、メキシコ、ブラジル等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量 10億6,360万トン(対前年度比  0.9%増)
・中国、米国、EU等で増加
(3)期末在庫量 2億81万トン(対前年度比 11.7%減)
中国等で減少
(4)期末在庫率 18.9%(対前年度差 2.7ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、タイ等で増加するものの、米国で作付期にアーカンソー州北東部及びミズーリ州南東部で洪水が発生、また、カリフォルニア州では土壌水分が過剰であったことにより収穫面積の減少が見込まれること等から、世界全体では前年度をわずかに下回る見込み。
 また、消費量は、タイ、中国等で減少することから前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
 
(1)生産量 4億8,366万トン(対前年度比 0.0%減)
(前月に比べ、インド等で上方修正)
(2)消費量 4億7,964万トン(対前年度比 0.3%減)
(3)期末在庫量 1億2,252万トン(対前年度比 3.4%増)
・中国等で増加
(4)期末在庫率 25.5%(対前年度差 0.9ポイント増)
 

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、中国で収穫面積の増加等により増加が見込まれるものの、ブラジル、米国等で減少が見込まれることから、世界全体では前年度を下回る見込み。
 また、
消費量は、中国、米国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。

(1)生産量 3億4,509万トン(対前年度比 1.9%減)
・ブラジル等で減少
(2)消費量 3億4,527万トン(対前年度比 4.2%増)
・中国等で増加 
(3)期末在庫量 9,353万トン(対前年度比 1.3%減)
・ブラジル等で減少
(4)期末在庫率 27.1%(対前年度差 1.5ポイント減)

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エアコンとスズメバチとトウモロコシと

こんばんは。
連日の暑さを前に、

 梅雨明けしているんじゃないの

を通り越して、

 もうお盆じゃないの

なんて感じになっています。
で、本日は頼まれていた畑の耕耘に行ってました。

 まぁ、キャビンの中でゆっくり出来るな

なんて思っていたのですが、しばらくすると全くエアコンが効かなくなり、サウナ状態。
ちょっと命のキケンを感じてしまいました。

約9000平方メートルあったので、帰宅は15時過ぎ。
急いでシャワーを浴びてバタンキュー。

しばらくしてから、今度はスズメバチの巣に強力な殺虫剤を散布しに。

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写真はすでに散布が終わった後の状態。

殺虫剤は、どれを購入しようか迷ったけれど、一番強力そうなコレにしました。
命の値段で考えれば、全然安い!




さて、夕方になって薄暗くなると、スズメバチが巣の中に戻っているので、そこを狙って。
流石に怖かったのですが、数メートル離れたところから噴射。
そして、巣に近寄って巣の中まで届くように噴射!

巣から出ようとしたスズメバチも殺虫剤の前に沈黙。
凄いね。
なお、45秒間噴出されるのですが、かなり長く感じました。

で、まだ時間が合ったので今度は、トラクターの修理。
ベルトが痩せて緩んでしまっているのを新品に交換。
1時間くらいで終了。
エアコンも効いているので、これで大丈夫かな。

で、今は耕耘した畑の持ち主から頂いたトウモロコシをがぶり。

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今日も一日、お疲れ様でした(*^-^*)


【音声blog#1】GAPの勉強会に行ってきました

みなさん、こんばんは。
いきなりですが、本日から音声blogもはじめます。
以前から提案されていたのですが、なかなか手をつけられなかったのですが、えいやとはじめてみました。
拙い部分もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。




※音声は7/5に録音しました


<内容>
・GAPとはGood Agricultural Placticeの頭文字を取ってのもの
 日本では農業生産工程管理とされている

・ちばGAPというものが平成30年2月にリリースされる

・ちばGAPの認証取得をすすめようと思っている



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