備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。
出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当
米国農務省、5月11日(現地時間)
2017/18年度の1回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し
-2016/17年度の穀物の生産量は消費量を下回り、大豆の生産量は消費量を上回る見込み-
※現時点では、北半球は作付作業中、南半球では未だ作付作用が始まっていないため、本報告は極めて暫定的なものである
世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量 25億3,095万トン(対前年度比 2.4%減)
(2)消費量 25億6,491万トン(対前年度比 0.1%減)
(3)期末在庫量 5億9,944万トン(対前年度比 5.4%減)
(4)期末在庫率 23.4%(対前年度差 1.3ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
生産量は、インド、EU、中国等で増加するものの、米国で冬小麦の収穫面積が100年以上ぶりの低水準となることから減少、豪州、ロシア等でも減少が見込まれることから、世界全体では前年度を下回る見込み。
また、消費量は、インド等で増加するものの、中国等で減少することから前年度を下回る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
また、消費量は、インド等で増加するものの、
(1)生産量 7億3,783万トン(対前年度比 2.0%減)
・インド、EU、中国等で増加、米国、豪州、ロシア等で減少
(2)消費量 7億3,489万トン(対前年度比 0.7%減)
・インド等で増加、中国等で減少
(3)期末在庫量 2億5,829万トン(対前年度比 1.2%増)
・中国等で増加、米国、カナダ等で減少
(4)期末在庫率 35.1%(対前年度差 0.6ポイント増)
〈とうもろこし〉
生産量は、EU、カナダ等で増加するものの、米国で収穫面積の減少により減少、中国、南アフリカ等でも減少が見込まれることから、世界全体では前年度を下回る見込み。
また、消費量は、中国、EU等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
また、消費量は、中国、EU等で増加することから史上最高となる見込み。
(1)生産量 10億3,366万トン(対前年度比 3.0%減)
・EU、カナダ等で増加、米国、中国、南アフリカ等で減少
(2)消費量 10億6,230万トン(対前年度比 0.8%増)
(2)消費量 10億6,230万トン(対前年度比 0.8%増)
・中国、EU等で増加
(3)期末在庫量 1億9,527万トン(対前年度比 12.8%増)
・中国、米国等で減少(3)期末在庫量 1億9,527万トン(対前年度比 12.8%増)
(4)期末在庫率 18.4%(対前年度差 2.9ポイント減)
〈米(精米)〉
生産量は、タイ、ベトナム等で増加するものの、エジプト、米国、インド等で減少が見込まれることから、世界全体では前年度をわずかに下回る見込み。
また、消費量は、インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
また、
(1)生産量 4億8,130万トン(対前年度比 0.0%減)
(2)消費量 4億8,009万トン(対前年度比 0.3%増)
(2)消費量 4億8,009万トン(対前年度比 0.3%増)
・インド等で増加
(3)期末在庫量 1億1,977万トン(対前年度比 1.0%増)
・中国等で増加
(4)期末在庫率 24.9%(対前年度差 0.2ポイント増)
(4)期末在庫率 24.9%(対前年度差 0.2ポイント増)