ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月

振り返ると苦笑い

昨日はようやく手を着けていなかった田圃の掃除をしていました。

P_20161230_120806


枯れた雑草に火をつければあっという間に綺麗になるのですが、風が強かったので断念。
年明け早々に綺麗にします!

さて、昨年を振り返ると、今までと大きく変わったこともあり、バタバタとした一年でした。

○作付けはまた倍

卒論着手

クラウドファンディング

槍ヶ岳登山

コミケで新刊配布

一日カフェオープン

餅つきイベント


とまあ、色々ありました。
しかも、登記手続きや牽引免許の取得も合わせてやっていましたが、こちらは年をまたぐことになってしまいました。

よくやっているなと苦笑。
来年は、もう少しばかり自分を追い込まないようにします。
今年一年、ありがとうございました。



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今年もあしなが育英会へ寄付しました

Merry Christmas!
ケーキと鶏肉料理にワインで楽しんでいますか?
是非、ご飯も一緒にお願いいたしますw


さて、NHK恒例の歳末助け合いが本日まで行われています。
募金というと、

 ちょっと怪しいんじゃ無いの?

という見方も多いと思います。
ボクも正直、街角で行われている募金には二の足を踏んでいるのが実際です。
ですが、僕自身が母子家庭に育っていたので、最近の子供の貧困云々って話には敏感になっています。

農業をスタートして初めての収穫の時に、収穫の恵みを実感し、そこから寄付を行うコトをはじめました。
皆さんから預かったお米の売り上げの中から、ホンの僅かですが あしなが育英会 に毎年送金しています。 

あしなが育英会というのは

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親が重度後遺障害で働けない家庭の子どもたちを物心両面で支える民間非営利団体です。国などからの補助金・助成金は受けず、すべて寄付金で運営しています。ご寄付の9割以上は個人の方からです。 

(※あしなが育英会webより転記) 

という団体です。
すっかり寄付を忘れていて、ようやく先ほど手続きが終了しました。

みなさんも色々な思いをお持ちかとも思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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今日はトラクター耕

今日はトラクター耕をしていました。
脚元が流石に固まってきているので、じゃんじゃん耕耘をしていました。
昼から夕方までで、約1.3ヘクタール
20馬力のトラクターだと、とても出来ないサイズ。

もうちょっとやりたかったのですが、水が引いていない田んぼもいくつか。

最近も雨が降るとシッカリ降るので、それが原因なのか、それとも排水路が埋まってきているからなのか。
そのどっちもかなとも思いますが、ともかく頭が痛いものです。

それからトラクターのエアコンが壊れました。
今日は暑かった~^^;


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F1

F1ってみなさん知っていますか?
サーキットをレーシングカーが疾走するあれのこと・・・ではありません。

ここでいうF1というのは作物の種のことです。

農業の世界では

 お米ならコシヒカリ

 ジャガイモなら男爵

 イチゴならトチオトメ

という品種があります。
これは、同じ特徴を必ず実現すること、つまり品種を固定することになります。
それには、同じ特徴を持つ個体を選別し、数年かけてその特徴を固定化します。
 
F1はそれとは逆のところに居ます。

異なる品種間の交雑1代目のことをF1といいます。
この時、不思議なことにこの1代目は両親よりも良い特性を引き出します
ですが、2代目、3代目と代を重ねると、固定化されていない為に良い特性が安定的に出て来なくなります
つまり、それぞれが勝手な特性を出してきます。

なので、F1種を利用する場合には、それを自家種子として更新はしないことになります。

たまにマスコミで、

 農家が自家更新の出来ない種を企業が販売しているヒドイ話だ

といった話を目にします。
ですが、F1とは、そういうもんです。 
そういう風に生命は出来ているんです。


※組み合わせによっては、両親よりも良くない特性を引き出すケースもあります。

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【備忘録】2016/12 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、12月9日(現地時間)
   2016/17年度の8回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2016/17年度の穀物及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   25億6,212万トン(対前年度比 4.3%増)
(2)消費量   25億3,676万トン(対前年度比 4.3%増)
(3)期末在庫量 6億2,728万トン(対前年度比 4.2%増)
(4)期末在庫率 24.7%(対前年度差 0.0ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 生産量は、EUで多雨(フランス)により減少するものの、ロシア全土で良好な作柄と高単収に恵まれ増加、豪州で理想的な天候による単収の上昇から増加、米国でも冬小麦の単収が史上最高となり増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、消費量は、インド、中国、米国、カナダ、ロシア
等で増加すること等から史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回い、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 7億5,126万トン(対前年度比 2.1%増)
ロシア、豪州米国、カナダ、インド等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、豪州等で上方修正)
(2)消費量 7億3,977万トン(対前年度比 3.9%増)
・インド中国米国、カナダ、ロシア等で増加
(3)期末在庫量 2億5,214万トン(対前年度比 4.8%増)
・中国、米国、ロシア等で増加、EU、インド等で減少
(4)期末在庫率 34.1%(対前年度差 0.3ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国で国家備蓄政策廃止及び国内価格低下に伴う播種面積減により減少するものの、米国で中西部の多くの州で単収が前年度を上回り増加、ブラジルでも中西部及び南部の夏とうもろこしの生長が順調で、収穫面積の増加も見込まれること等から、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、消費量は、米国、中国、ブラジル等で増加することから史上最高となる見込み。世界全
体の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度より低下。

(1)生産量 10億3,973万トン(対前年度比 8.2%増)
米国、ブラジル、アルゼンチン等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、中国、ブラジル等で上方修正)
(2)消費量 10億2,643万トン(対前年度比  6.9%増)
・米国、中国、ブラジル等で増加
(3)期末在庫量 2億2,225万トン(対前年度比 6.4%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、中国等で上方修正)
(4)期末在庫率 21.7%(対前年度差 0.1ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、タイで降雨により乾季米の灌漑用水量が十分確保され作付面積が拡大、インドでは収穫面積が増加、米国でも長粒種米の生産量が2010/11年以来最高となることから、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、インド等で増加することから史上最高とな
る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 4億8,151万トン(対前年度比 2.0%増)
・タイ、インド等で増加 
(2)消費量 4億7,777万トン(対前年度比 1.6%増)
・インド等で増加 
(3)期末在庫量 1億2,021万トン(対前年度比 3.2%増)
・中国等で増加
(4)期末在庫率 25.2%(対前年度差 0.4ポイント増)
 

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で単収の上昇から増加、ブラジルでも収穫面積の増加及び単収の上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転換が促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、中国等で増加することから史上最高とな
る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 3億3,800万トン(対前年度比 7.9%増)
・米国・ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量 3億3,009万トン(対前年度比 4.5%増)
・中国等で増加 
(3)期末在庫量 8,285万トン(対前年度比 7.3%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率 25.1%(対前年度差 0.6ポイント増)


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