ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲専業農家です。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年11月

今の農作業体験ってどうなの?

このところ天気が悪くて田んぼへトラクターを入れることが出来ません。
諦めて畦の草刈りをしています。
草刈りとか、無心になれる瞬間があるので疲れるけれど結構好きです。

まぁ、無心になるだけではなくて色々と考えることもあります。
最近は、農作業体験のこと。

体験農業を否定するわけでは無いのだけれど、ちょっと疑問に思うんですよ。
そう

 現実と違いすぎる

わけです。 
ボクも昔は小学生だったこともある訳で、その中でする稲作って

 手で植えて

 手で刈り取って

 天日で干す

わけです。 

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これは昨年、機械(コンバイン)を入れられなかった田んぼで手刈りしたシーン。
大変だったんだよね~。
しかも、全然収量少ないしorz


でもね、今の農家ってしていないわけですよ。
まぁ、少しはすることもあるですけれど、

 機械で植えて

 機械で刈り取って

 機械で乾燥させる

わけです。

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これはコンバインで収穫のシーン。
こちらも収量が・・・w


つまり、全然違うことをしているとしか言えないんだよね。
そういうことを 体験 して、本当に農家になる人っているんだろうか?
いないんじゃないかな?

わかんないけれど。

まぁ、わかんないんだけれど、それでも今の農家の実際を知って欲しいなと思うんです。
だから、

 バンバン機械に乗ってもらう体験農業

ってのはどうかな?
なんて思い浮かべていました。


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排水路の修繕ちゆ♪

田んぼって水が入ればいいって訳では無くて、水が抜けないと困るわけです。
ですが、その排水路はメンテナンスフリーというわけにはいきません。
だって、水が流れると言うことは土が上から流されて、その土が排水路を徐々に埋めていきます。
そうすると、水が抜けなくなってきてしまいます。

で、今日田んぼを確認しながら歩いていたところ、思わぬ光景に遭遇。

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排水路の修理をしている!

 わかんないだろ~な

とは思いつつも寒空の元、なんともテンションが上がっていました!

とはいえ、流石に全ての排水路を直して頂くことは困難だと思いますので、自分で出来るところはなんとか自分でやろうと心に決めました。


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まっ、出来る範囲でですけれどね^^;


農業機械士の資格を取得してきました♪

先日から農業機械士講座に行っていました。

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この農業機械士は農業の資格の一つで

 農業機械の構造や取り扱い、ならびに簡易な整備を行うことが出来る

といったものです。
なお、千葉県農業大学校での講座のため、テキスト代くらいで受講出来るのでとっても助かります。

実は結構な人気講座で、今回も定員一杯のようでした。
で、初日は座学のハズが、天気を鑑みて実技を行うコトに。

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まずは、この広い圃場でロータリー耕の実技。
いつもの通りやれば、と思ったのですが、色々と問題があるそうです。

注意すべき点は

 旋回時の後部確認

確かにぶつけたことあります(-_-;)
それから

 ブレーキの分割解除忘れ

これも忘れてしまうことありました(-_-;)

トラクターは圃場内で旋回する際に、ブレーキを分割し左右で独立してブレーキをきかせることが出来ます。
旋回方向のブレーキのみをかけることにより小回りが出来るというわけです。

でも、そのまま道路上を走り、もし片ブレーキになれば ちょーキケン ですよね。

そんなわけで、圃場から出る前にブレーキの分割解除するように意識しろというわけ。
でも、最近のトラクターは自動で片ブレーキがきくので、今年に入ってからはブレーキ分割はやめています^^;


そして、次はプラウの装着。

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トラクターの右側にあるアタッチメントがプラウ。
これをトラクターに接続します。

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今のトラクターはワンタッチ結合が可能なので、通常はこの接続は行っていません。
が、知らないと、それはそれで困るのでチャレンジ!!


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えっと、接続するとこんな感じになります。
ちょっとドキドキしたのですが、このトラクターは取り付けしやすくて楽でした。

そして、簡易整備方法を確認して一日目は終了。

翌日は座学。
座学は駈け足。

そして、本日試験を受けてめでたく合格


なお、参加者には色々な農家の方が居て楽しかった~♪
柏で30ヘクタール作付けしている若手の方や東金の兼業の方。それに新規就農予定の方。
色々と情報交換も出来て、とっても有意義な3日間でした♪

で、帰宅してから草刈りをして、農機屋さんに赴いて。

みんなに負けじと頑張りまっす!!


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【備忘録】2016/11 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、11月10日(現地時間)
   2016/17年度の7回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2016/17年度の穀物及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   25億4,816万トン(対前年度比 3.8%増)
(2)消費量   25億2,941万トン(対前年度比 4.1%増)
(3)期末在庫量 6億2,143万トン(対前年度比 3.1%増)
(4)期末在庫率 24.6%(対前年度差 0.2ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 生産量は、EUで多雨(フランス)により減少するものの、ロシア全土で良好な作柄と高単収に恵まれ増加、米国で冬小麦の単収が史上最高となり増加、豪州でも作柄が良好で記録的な単収が見込まれること等から、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、消費量は、EU等で減少するものの、インド、中国、米国
等で増加すること等から史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度よりわずかに低下。

(1)生産量 7億4,472万トン(対前年度比 1.3%増)
ロシア、米国、カナダ、豪州、インド等で増加、EU等で減少
(2)消費量 7億3,652万トン(対前年度比 3.5%増)
・インド中国米国、ロシア等で増加、EU等で減少
(3)期末在庫量 2億4,923万トン(対前年度比 3.4%増)
・中国、米国、ロシア等で増加、EU、インド等で減少
(4)期末在庫率 33.8%(対前年度差 0.0ポイント減)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国で国家備蓄政策廃止、国内価格低下に伴う播種面積減、7,8月に黒竜江省西部及び内モンゴル自治区を襲った乾燥型の天候により減少するものの、米国で中西部の多くの州で単収が前年度を上回り増加、ブラジルでも国内価格が比較的高いことにから南部で夏とうもろこしの播種面積の増加が見込まれること等から、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、
消費量は、米国、中国、ブラジル等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度より低下。

(1)生産量 10億3,053万トン(対前年度比 7.4%増)
米国、ブラジル、アルゼンチン等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量 10億2,174万トン(対前年度比  6.6%増)
・米国、中国、ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(3)期末在庫量 2億1,819万トン(対前年度比 4.2%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(4)期末在庫率 21.4%(対前年度差 0.5ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、タイで降雨により乾燥米の灌漑用水量が十分確保され作付面積が拡大、インドでは収穫面積が増加、米国でも長粒種米の生産量が2010/11年以来最高となることから世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、
インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 4億8,380万トン(対前年度比 2.5%増)
・タイ、インド等で増加 
(2)消費量 4億7,838万トン(対前年度比 1.7%増)
・インド等で増加 
(3)期末在庫量 1億2,172万トン(対前年度比 4.7%増)
・中国等で増加
(4)期末在庫率 25.4%(対前年度差 0.7ポイント増)
 

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で単収の上昇から増加、ブラジルでも収穫面積の増加及び単収の上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転換が促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 3億3,609万トン(対前年度比 7.3%増)
・米国・ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量 3億2,869万トン(対前年度比 4.2%増)
・中国等で増加 
(3)期末在庫量 8,153万トン(対前年度比 5.8%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(4)期末在庫率 24.8%(対前年度差 0.4ポイント増)


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カントリーエレベーター

昨日のエントリー(妄想中)で書いたカントリーエレベーター
当たり前のように書いてしまったのですが、どんなものかをもう少し詳しく書きますね。

カントリーエレベーターというのは穀物用サイロを備えた大型乾燥調整施設のことです。
乾燥調整というのは、穀物を乾燥し一定の水分量(14.5%)に調整することです。
で、それをするだけの設備はライスセンターと呼ばれています。
ボクが現在、乾燥のために利用しているのは、このライスセンターです。

そして、カントリーエレベーターは、その乾燥した籾を貯蔵する穀物用大型サイロを備えた施設のことを指します。


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こちらはJAあおばのカントリーエレベーター。


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こちらはJAつくば市のカントリーエレベーター。

どっちもかなり巨大な施設です。
ただ、この施設で稲作を行うと一つだけ難しいことがあります。

それは、すべての収穫米がひとつにまとまってしまうことです。

お米の味は土壌によりますので、ここの田圃は美味しいお米が取れるので別にしたい、と思っていてもカントリーエレベーターでは別にすることが出来ません。
もっと言えば、自分の家のお米を食べたいと思っても、それは叶わないことになります。

その為、合理的に考えると収穫量にのみ焦点がしぼられます。
カントリーエレベーターを利用すると、

 ここの田圃は美味しいお米が取れるから、個人で販売しよう。
 こっちの田圃はイマイチ美味しくないので、業者に販売しよう。

という分け方は出来ないので、単純に量を追求することになります。
つまり、味は二の次になるということです。

そういう意味では、カントリーエレベーターを利用するのなら、ブランド米を立ち上げて一定の基準のお米を選別する(※)などの方策を合わせて行う必要があると思います。


※食味センサーによる分別や、もしくはお米のサイズを大きめのものだけを選ぶ(タンパクの相対含有量が減るため)方法もあります。
 

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