ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲専業農家です。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年08月

施餓鬼供養に行ってきました

南関東は夜のうちに台風が通過しました。
今日は台風一過。
ものすごい暑さに辟易。

そんな中、地元の施餓鬼供養会に行ってきました。
地元のお寺で行うお盆の行事です。

お盆の行事って、とってもオモシロイと思います。

13日の夕方。お墓に、ご先祖様を迎えに行きます。
14日朝。お墓にお線香とお供え物を備えてきます。
15日の夜。お墓にご先祖様を送りにいきます。

仏教の世界には幽霊が居ません
なぜなら、輪廻転生してしまうからです。
なのに、お墓にご先祖様を迎えに行きます。これって、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事なので、とっても不思議なモノだと思います。

そして、誰も居なくなっているはずのお墓にお供え物をします。
どうやら、それって無縁仏だったり、それこそ餓鬼であったり、そういうものに対して施すモノのようです。
こういう部分が仏教のいいところです。

で、その施餓鬼供養会なのですが、地域の方が出てくるのですが、

 今年は来る人が随分少なくなった

と色々な人が口にされていました。
平日にわざわざ儀礼的なモノに参加するだなんて出来ないでしょう。けれど、昔はこういう儀礼的なモノに地域の方が一堂に会していたのかと思うと、本当に地域が生活の中心にドカッと存在していたことでしょう。
そういうのを気持ち悪いと思う方もいると思いますが、

 そういう時代

だったと思えばいいのではないでしょうか?
逆にその時代の人にとっては、それぞれが自分の好きに過ごしている時代を気持ちが悪いと思うかも知れません。

ただ、確かに時代は変わっているし、ほんの少し前に思いを馳せれば、全く違う時代がソコに横たわっていることを感じることが出来ると思います。
というわけで、色々なコトを考えるお盆でございました。

さて、お盆が終われば、まもなく稲刈り。
頑張りまっす!! 

ブログランキング・にほんブログ村へ
 
  

【備忘録】2016/8 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米付いては、北米等での作付面積の拡大等もあり需給は改善。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、8月12日(現地時間)
   2016/17年度の4回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2016/17年度の穀物及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   25億4,709万トン(対前年度比 3.8%増)
(2)消費量   25億2,314万トン(対前年度比 3.8%増)
(3)期末在庫量 6億2,210万トン(対前年度比 4.0%増)
(4)期末在庫率 24.7%(対前年度差 0.1ポイント増)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 生産量は、EUで多雨(フランス)により減少するものの、ロシア全土で良好な作柄と高単収に恵まれ増加、米国でも冬小麦の単収が史上最高となり増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、
消費量は、米国、中国等で飼料用需要増に伴い増加すること等から史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 7億4,344万トン(対前年度比 1.2%増)
ロシア、米国アルゼンチン、カナダ等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、ロシア等で上方修正、EU等で下方修正)
(2)消費量 7億3,250万トン(対前年度比 4.5%増)
米国、中国、インド等で増加
(3)期末在庫量 2億5,282万トン(対前年度比 4.5%増)
・中国、ロシア、米国等で増加、インド、EU等で減少
(前月に比べ、EU等で下方修正)
(4)期末在庫率 34.5%(対前年度差 0.4ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国で国家備蓄政策廃止及び国内価格低下に伴う播種面積減により減少するものの、米国でミネソタ州及びサウスダコタ州を除く中西部の殆どの州で単収が前年度を上回り増加、ブラジル、アルゼンチン等でも増加することから、世界全体では史上最高となる見込み。
 また、消費量は、
米国、中国、ブラジル等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は前年度より低下。
 
(1)生産量 10億2,840万トン(対前年度比 7.2%増)
米国、ブラジル、アルゼンチン等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国、アルゼンチン等で上方修正)
(2)消費量 10億1,693万トン(対前年度比  6.1%増)
・米国、中国、ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(3)期末在庫量 2億2,081万トン(対前年度比 5.5%増)
・米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率 21.7%(対前年度差 0.1ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、米国でカリフォルニア州の中・短粒種米の作付面積拡大に伴い増加、インド等でも増加することから、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、
インド等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。

(1)生産量 4億8,108万トン(対前年度比 2.2%増)
(2)消費量 4億7,883万トン(対前年度比 1.1%増)
(3)期末在庫量 1億1,377万トン(対前年度比 2.0%増)
・中国で増加、タイ等で減少
(前月に比べ、インド等で上方修正)
(4)期末在庫率 23.8%(対前年度差 0.2ポイント増)
 

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、ブラジルで収穫面積の増加及び単収の上昇から増加、米国でも単収の上昇から増加、中国では政策変更によりとうもろこしから大豆への播種転換が促されること等から、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。
 また、消費量は、中国等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期初在庫が低いことから、期末在庫率は前年度より低下。

(1)生産量 3億3,041万トン(対前年度比 5.7%増)
・ブラジル・米国等で増加
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量 3億2,982万トン(対前年度比 4.0%増)
・中国等で増加 
(3)期末在庫量 7,124万トン(対前年度比 2.4%減)
・米国等で増加、中国、アルゼンチン等で減少
(前月に比べ、アルゼンチン等で上方修正)
(4)期末在庫率 21.6%(対前年度差 1.4ポイント減)


ブログランキング・にほんブログ村へ
 

コミックマーケットで配布してきました

みなさん、おはようございます。
さて、農業以外の話が続いていますが、今日は今夏の三大目標の最後、夏コミのことを書きます。

8/12-14の三日間、同人誌の即売会としては世界最大級の コミックマーケット に行ってきました。
知っている方もいるかも知れませんが、ボクは競馬が好きです。
その中でも、地方競馬で大活躍をしていたアングロアラブという種類の馬が大好きでした。

しかし、気がつけば2009年に廃止され、今ではそんな馬達が居たことなど知られておりません。

競馬マスコミはやはり経済の中に組み込まれているわけで、毎日行われるレースにこそ資本を集約しています。
だから、すでに過去のモノとなったアングロアラブに割く資本など持ち合わせているわけはありません。
その為、彼らのことを記憶だけでは無く、記録の形で残すにはこういった草の根の活動が不可欠になるわけです。

ということで、北海道の友人と一緒にブースを構え、3冊の本を用意いたしました。

P8130603


友人が用意したのは、福山競馬最強の称号を持つローゼンホーマ号のこと。
ボクは、南関東最後の怪物の称号を持つトチノミネフジ号のこと。 
それから、3年前に発刊したアングロアラブの歴史を綴った本をラインナップしました。

3年前にエントリーしたときは、多くの方からアングロアラブの話を耳にすることが出来ました。
しかし、今回はアングロアラブのことを全く知らない人が多くなっていることを痛感しました。

友人と話していたのは、サラブレッドも含めた競馬の風景の中にどうアラブを組み込んでいくか、そういう方向転換がもう必要になっているんだということでした。

やっぱり現場に行って 感じる ということが非常に重要だということを実感しました。

それから、なんと途中で福山の 弓削先生 の勝負服(本物)が到着。
友人と一緒にはしゃいでしまいました^^;

P8130606




ブログランキング・にほんブログ村へ
 
    

散歩でインターミッション(北アルプス表銀座縦走-3日目)

前日の東鎌尾根コースでヘロヘロになっていましたが、一晩寝て随分と回復しました。
昨晩は

 いやー、チョット槍ヶ岳に登るのは難しいかも

なんて口にしていたのですが、バスで一緒になった人からは

 山小屋に荷物を置いて空身で行けば2時間チョイでピストン出来ますよ
 
と言われ、その気になっていました。
ただ、槍ヶ岳までの道はガレていて、梯子も2カ所あると聞いていたので、夜が明けてからのスタート。

P8100557


槍ヶ岳に向けスタートを切ったところ、既に太陽が顔を出していました。
昨日は雲に隠れてみることが出来なかった御来光。

P8100556


もちろん、槍ヶ岳は赤く染まります。
こりゃ幸先が良いなと、思いながら登っていきます。やっぱり空身は楽チンです。 

P8100564


槍ヶ岳がドンドン近くなり、仰ぎ見るようになると

 こんなとこホントに登れるのかよ 

と少し不安になってきていました。
槍ヶ岳山荘に到着したのは、出発から45分後。
槍ヶ岳への登山道を観ると

P8100567


 空いている~♪

ということで、そそくさと槍ヶ岳に取り付きます。


P8100568


三点確保で身体を確保し、そして所々にある梯子を登っていきます。
快晴のため、周囲がよく見えます。
それって

 すっごい怖い・・・T_T

ってことなんです。
身体を十分確保出来るところもあったのですが、それでも怖くて写真を撮ることもままなりません。
周りの方も 怖いっ と口にしています。

 そりゃそうだよね^^;

さて、そうこうしているうちにほぼ渋滞も無く、槍ヶ岳の頂きに到着。
10人ぐらいの先客がいましたが、ここでも 怖い と口にする笑顔の方々がいます。

P8100570


P8100573


雲が無く全周囲を見渡せて、とても感動的なのですが、それでもやっぱり怖いんですw
ちょっと下りるのに時間がかかりそうなグループが居たこともあり、バスの時間もあるので、そそくさと頂きを後にします。
なお、降りるときの方が怖いです^^;
それでも、鎖や梯子もしっかりしています。それに、普通の人なら 死にたくない と思うので滑落することはほぼ無いと思います。

そして、急いで山小屋に戻ります。
燕山荘のオーナーがちょうどいて、話をしてみるとこれから中房温泉まで戻るとのこと。
・・・マネ出来ませんです^^;

水の用意をして、お弁当を頂いて急ぎ山小屋を出発。

P8100583


ヒュッテ大槍から槍沢下山道へ向かう道を降りていきます。
急ぎ進むのですが、振り返れば槍ヶ岳、やっぱり名残惜しいというのが本音。

P8100588


P8100591


下山は上高地へ向けてズンズンと降りていきます。
登山道の途中で休憩し、お弁当を食べます。
ちょうど分岐点で 天狗原 に向かう場所。
天狗原には池があり 逆さ槍 が写るとかで、それを目的に足を運ぶ人も多いそうです。

P8100592


さて、そうそうゆっくりしている訳にはいきません。
なにせ、バスの時間があります。15時半には上高地バスセンターに到着せねばなりません

P8100598



というわけで、あまり写真を撮っていることも出来ず、ズンズンと歩みを進めていきます。
途中、多くの登山者の方とすれ違い、翌日の 山の日 に向ける山好き達のハートを感じます。

槍沢分岐のあたりからほぼ平坦の道が続きます。
ここから一気にスピードアップ。
ストックを利用して、進んでいくのですが、暑いし、とにかく長い。

P8100599


思ったよりスピードアップが出来ず、上高地バスセンターまであと11km横尾山荘にてお昼休み。

 脚がいたくて
 肩がいたくて
 腰がいたくて

ヘロヘロの状態。ポカリでのどを潤し、ラーメンでお腹を満たして出発!

P8100600


休んだおかげで分速80m以上のスピードでドンドンと進んでいきます。
徳沢まででコースタイムを10分短縮。
ソフトクリームで身体を冷却し、ズンズン進んでいきます。

せっかく上高地の美しい景色を堪能することが出来ずとても残念なのですが、バスの時間がありますのでスピードを落とさないように進んでいきます。
そして、明神館に到着したのは14:25。
残り約3kmなら40分程度で到着する予定。

P8100601


ようやくホッとできるかなと思ったのですが・・・。
再出発したところ、腰に痛みが走ります。

なんとかなるかなと思ったのですが、スピードは上がらず多くの人に抜かれていきます。

 こりゃ分速50mも出ていないかも

となると、バスセンターに15:30までに到着は難しい。
しかたがないので、一旦ザックを下ろして、ストレッチをします。
気ばかり焦りますが、ここはぐっと堪えてストレッチに集中。

落ち着いたところで、再出発。

P8100602


すぐにはトップスピードに乗りませんでしたが、途中からグンとスピードが出せるようになり、なんとかかんとかバスセンターに到着。ちょうど東京行きのバスが入ってきたところ。
なんだか最後の最後までバタバタしてしまった山行になりました。

それでも、自分で計画して、チャレンジして、怖い思いも、辛い思いもしましたが、目的を達成出来たこと幸せに感じています。

一人でなければ今回の目的は達成出来ませんでした。
でも、関わった人達がいなければ同じく目標を達成することは出来ませんでした。
自分自身の存在と、そして多くの人達の存在が、今回の山行成功のもとになっています。

当然、同じ山行でも、天使のいるジャンダルムのような普通は行けないようなところに行ける人達も居ます。
一方で高尾山などのハイキングのようなコースを楽しむ人達も居ます。
そして、それぞれがそれぞれの楽しみ方で山を行っています。

それって人の世界そのものじゃないかなと思いました。
自分は自分だし、人とは違うモノ。
けれども、その異なった人達が異なった考えの中で交錯する。
それでこそ達成出来るモノがある。
なんだか、そんな当たり前のコトにもう一度気がつかせてくれた、そんな槍ヶ岳に感謝。

 やっぱり山はイイナ~♪

来年は無理だけれど、次は大キレットを目指したいです♪
でも、やっぱり無理かな~^^;


P8100576


-タイム-

5:00 ヒュッテ大槍出発 

5:45 槍ヶ岳山荘
6:15 槍ヶ岳頂上
6:40 槍ヶ岳山荘

7:15 ヒュッテ大槍
7:40 下山開始
8:15 最後の水場
9:00 天狗原分岐
9:50 槍沢大曲
10:15 ババ平
10:45 槍沢ロッヂ
12:05 横尾山荘到着
12:45 横尾山荘出発
13:35 徳沢
14:25 明神館
15:20 バスセンター到着

※横尾山荘までは基準タイムから遅れましたが、その後一気に巻き返しました。


-装備-
45Lバックパック

ダウン
カッパ
フリース
ウインドブレーカー
スパッツ(使わず)
ヘルメット
替えの下着・靴下
ストック
ハイドレーション(水2L)
水(500ml)
行動食(ナッツ、チョコ、柿の種のミックス約400g・ウイダーインゼリー)
非常食(使わず)
懐中電灯&ヘッドライト

エマージェンシーキット
ツェルト

※水類は合計で8L程行動中に消費しています。 


ブログランキング・にほんブログ村へ
 
    

散歩でインターミッション(北アルプス表銀座縦走-2日目)

北アルプス縦走初日は夜行バスの疲れもあったのか、寝落ちをすることが出来ましたが、6人部屋に5人押し込まれていたので、やっぱり落ち着かなかったですね。

さて、2日目の行程は一気に槍ヶ岳山荘まで向かうハードな内容。
コースタイムで10時間
11時間程度で歩ければ御の字

西岳から先はどうなるのかわからないので、まずは大天井岳に向かい出発。
暗い中、強い風を受けて表銀座の稜線を行きます。

いくらキレイな稜線といえども山道は山道。
暗い中ヘッドライトの明かりに支えられゆっくりゆっくりと進んでいきます。

P8090484


振り返ると燕山荘がもうあんなに小さくなって、寂しいような気がします。
その一方で新しい道に踏み入れたことにワクワクもしていました。

P8090487


稜線は、岩が多く登山靴の堅さに助けられます。
ところどころ小休止を取り、カロリーメイト的なものを食べていきます。
シャリバテだけは避けたいですからね^^;


P8090488


遠くに大天井岳が見えます。
今日は、その大天井岳の先、さらに西岳の先まで歩みを進めます。
その先に佇む槍ヶ岳には雲がかかって、なんだか心がざわつきます。

 ホントにオレ大丈夫かな?

と、その光景にビビりつつも、気持ちはとっても前向きでした。

P8090498


小槍は見えますが、槍ヶ岳は雲の中。
そろそろ朝ご飯にしようと、切通岩の近くで山小屋で頂いたお弁当を広げます。

P8090503


ちまき風オニギリと、梅干し、シュウマイ、豚の角煮。
これすっごく美味しくてビックリ!
もしかすると燕山荘で出される朝食より僕は好きかも知れません^^;
でも、あったかいご飯もいいし、甲乙つけがたいです。

さて、そうして進んでいくのですが、残念ながら 小林喜作レリーフ は見つけられず^^;
常念岳と槍ヶ岳の分岐点へ到着。

大天井岳は撒くことに決めていたので、槍ヶ岳方面へ迷い無く歩みを進めます。

P8090506


この岩だらけのところ、ちゃんとした登山道!
下に目を向けると

P8090508


これ滑落したら、けっこうヤバいんじゃ無いの?
そんな気持ちに少し震えつつも、登山靴の底の堅さによる安定感に助けられて進んでいきます。

が、この後、梯子やら鎖が連続します。
場所によっては、けっこう危険だなと思えるところも。

もちろん、そんなところで悠長に写真なんて撮っていられません^^;

そんな緊張感にヒリヒリしながら、ようやく大天井ヒュッテへ到着。

P8090512


この山小屋は 水2リットル の販売をしています。
この先の山小屋でも500mlペットボトルの水は売っていますが、2リットルもの量は販売していないので要チェックです。

さて、ここでトイレを済ませて、ちょっと休憩。
ホッとしますが、ハナアブがたくさんいて、脇に置いたザックも自分もハナアブだらけw

常念岳へ向かう人の数に比べると、グッと人数は減りまばらになります。
静かな山の雰囲気は気持ちいいのですが、尾根の南は風が殆ど無く日差しが強くて体力を消耗します。
尾根の北側は強い風が吹くので、北側を進んでいきたいというのがこの時の本音でした。


P8090513


少し下がった場所なので、樹林帯を歩きます。
変化があって楽しい山道。
とはいえ、なかなか大きくならない西岳にやきもきしながら歩みを進めます。


P8090515


正直、そろそろ休みたいというのが本音。
流石に肩がいたくなってきています。

P8090522


そうしてお昼前にようやくヒュッテ西岳に到着。
うどんを注文して、ザックを置いて、靴を脱いで、しばしの休息。

P8090520


汗でぐっしょりしていても、停滞していると涼しいくらい。
暖かいものがありがたいです。

そして、トイレを済まして、ヘルメットに被り直して、いざ 東鎌尾根 へと歩みを進めます。

P8090524


ここから一気に下がって、そして槍ヶ岳に向けて登り返すコース。
眺めているだけでも、今までのコースとは違うことがわかります。
ここまで来たら覚悟を決めていくだけ。
ちょっと大げさかも知れないけれど、そうおもっていました。

P8090528


いきなり連続する梯子や鎖が出てきます。
三点確保も必要な場所もあり、急にコースの難易度が上がっています。
尾根道も、かなり痩せているところが多い印象。
もちろん、緊張感もぐーーーーーんっと上がります!

それでも、なんとかかんとか 水俣乗越 に到着。

P8090529


実はこの時、さらに2時間以上もあんなところを進むのかと思うと、

 槍沢に下りちゃおうかな

なんて弱気の虫も騒いでいました。
が、あと3~4時間は行動出来るだろうと自分の体力と水の量を秤にかけて進みます。

なお、ここの分岐は標識には無いのですが写真の奥に

 北鎌尾根コースへのアプローチ道

があります。
北鎌尾根は高難易度のバリエーションルートの為、行ったら死ぬことでしょう。
多分、穂高連峰の難所 大キレット を越えていける人でも、北鎌尾根は無理なんじゃないのかな、という漠然とした印象を持っています。

なお、後々気がついたのですが

 槍沢に下るコースの方が危険

でしたw
あー、弱気の虫に打ち勝って良かった~^^;

とはいえ、ここから先が、ボクにとっては難所だらけ。

P8090530

この写真の登山道はどちらに進むかわかりますか?
左奥に向かうのでは無く、右上に上っていくんですよ。
もうこの頃には慣れてきましたが、それでもこの先ってどうなっているんだろうと怖い気持ちがありました。

シャリバテを避けるべくエネルギー補給はしていたのですが、朝4時から行動していたために正直ヘロヘロ。
ハァハァ言いながら上を見上げれば、先ほど下りてきた梯子の連なりに絶句。

P8090533


しばらくすると天気も徐々に崩れてきそうな感じに・・・。
後から来る人達にも抜かれ、頑張って前に進むものも、目的地はほど遠い。

すれ違った方に

 ヒュッテ大槍ってどのあたりですか?

と尋ねると、

 あの三つ目のピークの影に隠れているよ

とのこと。

 ですよね~

と思いつつも、内心のガックリ感はハンパない訳です。

P8090534


そして、肩も脚も痛くなりながらも登っていくのですが、

 遂に雨が降り始める・・・T_T

大きな岩陰で、カッパを着込むのですが、この頃になると

 もうピバークしちゃおうかな

なんて思いがチラリと頭をかすめるのですが、まだ大したことないんだから急いで移動すればなんとか間に合うはず。
もう一度気持ちを奮い立たせて進んだところ ヒュッテ大槍 が突如として顔を覗かせます。

P8090538


 助かった~T_T

と思った自分。
そこに、あのバスで隣になった人が現れてビックリ。
彼らはちょうど槍ヶ岳に登って帰ってきたところとか。

当初の予定は槍ヶ岳山荘まで進むハズだったのですが、もうちょっと先に進むのは無理と判断して、ヒュッテ大槍に駆け込みました。
駆け込んだのは15:20
燕山荘を出発して11時間以上が経過していました。

ちょっと無理しすぎでした。
燕山荘からならヒュッテ西岳でもう一泊するか、もしくは初日を頑張って大天荘まで脚を伸ばすべきでした。

もし参考にされる方がいらっしゃれば、どうぞご注意下さいませ。
特に西岳から先は、アップダウンが多く、さらに緊張感を強いられるシーンが多いために、中級者以上は別かとは思いますが、脱初心者を標榜する方にはハードです。
山小屋でご一緒した方々も

 このコースは勧められないね~

と苦笑いをしていましたw

なお、晩ご飯は燕山荘グループだけあって大満足、

 P8090539

もちろんご飯とスープはおかわり自由
その他に、ペペロンチーノもありました。
疲れが吹き飛びます\(^_^)/

日が暮れ始める中、ほんの数時間前までへこたれていた自分がウソのよう。
この景色を楽しんでいる自分がいました。

P8090542


槍ヶ岳もすっかり雲が失せて、美しいシルエットが浮かび上がります。

P8090544


さらにしばらくすると満天の星空が広がります。

P8100548



さて、明日は果たしてどうなるのか。

 天気はどうか?
 体調はどうか?
 そして人の出はどうか?

槍ヶ岳に登れれば良いなと思いつつも、なんだかそんなことどうでも良くなっている自分がいました。
だってさ、今こうして生きているんだもの。



-タイム-

4:10 燕山荘出発 

5:25 大下りの頭
6:50 切通岩付近
7:20 常念分岐

8:05 大天井ヒュッテ
8:45 ビックリ平 
9:45 赤岩岳50m手前
10:45 ヒュッテ西岳到着
11:20 ヒュッテ西岳出発
12:30 水俣乗越
12:55 第一展望台
15:20 ヒュッテ大槍
ブログランキング
ブログ村
  • ライブドアブログ