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今日はトラクターのアタッチメントを調整して先日肥料を撒いた田んぼの耕耘。
さらに、草刈り、肥料撒き、野焼き、土嚢積み、とまあ頑張りました。
おかげさまでかなり疲れてしまいましたとさ^^;
なお、肥料はすでに1.5トン程撒いたのですが、たぶんあと6トンくらいは撒くことになりそうです。
オレ大丈夫かな~(-_-;)
さてさて、気がついた方も多いかと思いますが、元旦から ファームさきくませ という屋号をつけました。
その為、このブログの名前もちょっと変わりました。
で、このさきくませって言葉は僕のとても好きな言葉です。
いわゆる古語のひとつで新明解古語辞典によると
さきく【幸く】(副詞)
無事に。つつがなく。
それに助動詞の「ませ」がつく形です。
日本書紀では 行矣 と記されています。
それほど多く出てくる言葉では無いのですが、
万葉集に収められている歌(※)に出てくるのですが、さっぱりわかりません^^;
なので最近の歌から。
平成16年の歌会始で皇后陛下が歌われた
幸くませ 真幸くませと 人びとの
声渡りゆく 御幸の町に
という歌が有名かと思います。
ここでは歌の感想などについては触れませんが、さきくませの意味合いとしては
お幸せに
という様な意味合いですが、どちらかというと旅立たれる人へ向けての餞別の言葉というか、なんというか。
相手の背中を押すような言葉という感じですかね。
英語の Godspeed もニュアンスが近いのかなと思います。
そもそも、初めてボクが収穫をしたときに感じたのは、ただただ感謝だったんです。
天の恵み、地の恵み、そして人の恵み。
それが、このお米に凝縮されている。
もう、すっごい勘違いなのかも知れないのですが、この収穫したお米を多くの人に届けることが出来たらと思ったんです。
そして、このお米が届いた先の人達が、その周囲が幸せになってくれたらなんて嬉しいんだろう、と思ったんです。
もうそれって、つまり さきくませ ことじゃない、って訳です。
なにがだよって突っ込まれそーなんですが、そういう訳なんですキッパリ!
だからこそ、このお米の売り上げの一部を あしなが育英会 へも寄付しているわけです。
というわけで、その思いを忘れないようにファームさきくませと名付けました。
どうぞよろしくお願いいたします。
※万葉集 巻十三
柿本人麻呂
ども、初心忘れるべからず。
千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家の 栗山 です。今日はトラクターのアタッチメントを調整して先日肥料を撒いた田んぼの耕耘。
さらに、草刈り、肥料撒き、野焼き、土嚢積み、とまあ頑張りました。
おかげさまでかなり疲れてしまいましたとさ^^;
なお、肥料はすでに1.5トン程撒いたのですが、たぶんあと6トンくらいは撒くことになりそうです。
オレ大丈夫かな~(-_-;)
さてさて、気がついた方も多いかと思いますが、元旦から ファームさきくませ という屋号をつけました。
その為、このブログの名前もちょっと変わりました。
で、このさきくませって言葉は僕のとても好きな言葉です。
いわゆる古語のひとつで新明解古語辞典によると
さきく【幸く】(副詞)
無事に。つつがなく。
それに助動詞の「ませ」がつく形です。
日本書紀では 行矣 と記されています。
それほど多く出てくる言葉では無いのですが、
万葉集に収められている歌(※)に出てくるのですが、さっぱりわかりません^^;
なので最近の歌から。
平成16年の歌会始で皇后陛下が歌われた
幸くませ 真幸くませと 人びとの
声渡りゆく 御幸の町に
という歌が有名かと思います。
ここでは歌の感想などについては触れませんが、さきくませの意味合いとしては
お幸せに
という様な意味合いですが、どちらかというと旅立たれる人へ向けての餞別の言葉というか、なんというか。
相手の背中を押すような言葉という感じですかね。
英語の Godspeed もニュアンスが近いのかなと思います。
そもそも、初めてボクが収穫をしたときに感じたのは、ただただ感謝だったんです。
天の恵み、地の恵み、そして人の恵み。
それが、このお米に凝縮されている。
もう、すっごい勘違いなのかも知れないのですが、この収穫したお米を多くの人に届けることが出来たらと思ったんです。
そして、このお米が届いた先の人達が、その周囲が幸せになってくれたらなんて嬉しいんだろう、と思ったんです。
もうそれって、つまり さきくませ ことじゃない、って訳です。
なにがだよって突っ込まれそーなんですが、そういう訳なんですキッパリ!
だからこそ、このお米の売り上げの一部を あしなが育英会 へも寄付しているわけです。
というわけで、その思いを忘れないようにファームさきくませと名付けました。
どうぞよろしくお願いいたします。
※万葉集 巻十三
葦原の 水穂の国は 神ながら
言挙せぬ国 しかれども 言挙ぞわがする
言幸く まさきくませと つつみなく
さきくいまさば 荒磯波 ありても見むと
百重波 千重波にしき
言挙げす吾は 言挙す吾は
言挙せぬ国 しかれども 言挙ぞわがする
言幸く まさきくませと つつみなく
さきくいまさば 荒磯波 ありても見むと
百重波 千重波にしき
言挙げす吾は 言挙す吾は
反歌
しきしまの日本の国は言霊のさきはふ国ぞまさきくありこそ
柿本人麻呂