ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2015年07月

挑戦をしようと思った話

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   田圃開放日 9月27日(日)15:00~
    
お米の注文はこちら(売り切中)
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連日、暑い日が続いています。
汗が目に入って痛いんですよねw

でも、日に焦がされながら

 痩せている、今オレ痩せている

なんて思いながら田んぼの中で雑草抜きをしていました。
いや~、今日も暑かった。


さて、もう来年の作付けについて頭を巡らせています。
というわけで、どうしても大型トラクターを入れたいのですが、大変高額なために融資やらなんやら色々と検討しているところです。

で、先日窓口で

 あと5ヘクタール新規に作付けをして頂かないとムリです

とまぁ、そういうことを云われました。
今年の作付けが4.5ヘクタール。
それよりも多い面積をやらないとダメだと云われれば、

 そりゃムリだよ

と白旗を上げてしまいます。
が、そんなことで白旗を上げて良いのか?
最近は、けっこう大きくなってきて、ちょっと気が抜けているのでは無いか。
そう、まだまだ小さい農家なんだから

 挑戦

を避けるなんてしちゃいけませんよね。
まだまだ、歯を食いしばっても挑戦を続けるべき。

ムリと言われたおかげで火がつきました。

というわけで、なんとか

 1.6ヘクタール 

は目処が付きました。
あと、たったの3.4ヘクタール

田んぼだけで集めるのがムリなら畑に手を出して麦もやります。
ともかく来期は9ヘクタール以上の作付けを目指します!

挑戦って楽しいですね♪


【備忘録】2015/7 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

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   田圃開放日 9月27日(日)15:00~
    
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備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
精米在庫量は対前年比で安定的に減少し過去最低レベルを維持。 


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、7月10日(現地時間)
   2015/16年度の3回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2015/16年度の穀物の生産量は消費量を下回り、大豆の生産量は消費量を上回る見込み-
 

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   24億7,726万トン(対前年度比 0.6%減)
(2)消費量   24億8,514万トン(対前年度比 0.8%増)
(3)期末在庫量 5億3,239万トン(対前年度比 1.5%減)
(4)期末在庫率 21.4%(対前年度差 0.5ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 生産量は、米国で冬小麦の生育期終盤の降雨により増加、中国等でも増加するものの、ロシアで2014 年秋の乾燥により減少、EU、インド等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、カナダ等で減少するものの、インド等で増加することから史上最高となる見込み。
 世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
 
(1)生産量 7億2,196万トン(対前年度比 0.5%減)
中国、米国、豪州等で増加、EU、インド、ロシア等で減少
 (前月に比べ、ロシア等で上方修正、EU等で下方修正)
(2)消費量 7億1,420万トン(対前年度比 1.0%増)
・インド、米国等で増加。カナダ等で減少
 (前月に比べ、中国等で下方修正)
(3)期末在庫量 2億1,981万トン(対前年度比 3.7%増)
・中国、米国等で増加、インド等で減少
 (前月に比べ、中国等で上方修正)
(4)期末在庫率 30.8%(対前年度差 0.8ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、中国、南アフリカ等で増加するものの、EU で乾燥により減少、米国、ブラジル等でも減少することから、世界全体では史上最高の前年度を下回る見込み。また、消費量は、米国で家畜飼養頭数の増加に伴い飼料用需要が増加すること、中国、ブラジル、EU 等でも増加することから史上最高となる見込み。
 世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。

(1)生産量 9億8,711万トン(対前年度比 1.5%減)
中国、南アフリカ等で増加、米国、EU、ブラジル等で減少
 (前月に比べ、ブラジル等で上方修正、米国、EU等で下方修正) 
(2)消費量 9億9,110万トン(対前年度比  0.9%増)
中国、ブラジル、EU等で増加
(3)期末在庫量 1億8,995万トン(対前年度比 2.1%減)
・中国等で増加、米国、ブラジル、EU等で減少
 (前月に比べ、米国等で下方修正)
(4)期末在庫率 19.2%(対前年度差 0.6ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、ブラジルで作付面積の減少が見込まれ減少するものの、インド、中国等で増加することから、世界全体では前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量も、中国等で増加することから史上最高となる見込み。
 世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下し、2006/07 年度以来最低の水準。

(1)生産量 4億8,034万トン(対前年度比 0.9%増)
(2)消費量 4億8,878万トン(対前年度比 0.8%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量 9,051万トン(対前年度比 8.5%減)
・インド、タイ等で減少
(4)期末在庫率 18.5%(対前年度差 1.9ポイント減)
 

TPPに関する個人的な見解

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さて、先日の新聞他、様々なメディアでTPPの話が大きく取り上げられました。








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もちろん、不安が無いと言えばウソになります。
仮に10万トンとなれば、農地面積に換算すると約1~1.2万ヘクタール。
日本にある田んぼの面積は約250万ヘクタール。その5%程度を外国に解放するということになるのですから当然と云えば当然。


でも、考えてみると結構合理的な話かもしれません。

日本国内の田んぼの面積は作付けベースで毎年1万ヘクタール減少している(※)。
農業就業者の平均年齢は平成12年の61歳から平成26年66歳へと上昇している。
主食米の供給は昭和59年の1200万トン弱から平成26年には850万トン弱まで減ってきている。

※:主食米の作付け面積は平成21年以降160万ヘクタール弱で推移している。作付け全体では250万ヘクタール弱。



各地で大規模化が図られつつあるけれども、高齢の就業者が退出することが想定される。
また、就業者数でみても平成2年の約300万戸から平成22年で160万戸まで減少しており、特に専業農家の減少率が大きい。その為、高齢化に伴い兼業農家のさらなる減少が考えられる。全ての退出者の耕作地を専業者が引き継げるとは考えられないため、先々で大きく作付面積は減少すると考えられる。
主食米以外の作付面積が減ってきていると云うことは、主食米以外を作付けする大規模農家(専業農家)の伸びが多くないことを裏付けるといえるだろう。

そうすると、米の需給はどこかで逼迫すると考えられる。
世界規模で観ると水稲の需給は逼迫しており現在在庫率は安定的に減少している。
そうした中で、一定の主食米の確保を図るためには今回の米の輸入枠の確保は意味のある行為と考えられる。


という結論です。
もちろん、安価な海外米にシフトすれば良いという話もありますが、主食(主たるカロリー元)を海外に見いだすことは、安全保障の面でリスクを抱えることになります。つまり、この日本が、日本という枠組みを維持するには、自国での主食の生産は絶対に必要なものであるといえます。
なので、個人的にはTPPによって主食米の輸入枠を一定量増やすことは国にとって益がある。そして、生産者は今は厳しいけれども、どこかのタイミングで十分産業として維持出来ると考えています。


参考文献
・公益社団法人米国安定供給確保支援機構 『水稲うるち米主要品種の作付比率の推移』
・農林水産省統計部『作物統計』他

 

田んぼの近況報告

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昨日も暑くて汗だくだく。
正直、キツイというのが本音ですが、それでも青空の下バリバリと仕事が出来るのは嬉しいものです。
まぁ、熱中症の危険がどうしてもあるのですが、痩せられると思えば頑張り甲斐もあるもの。

さて、こちらの田んぼは4/29に田植えをした田んぼ。

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もう、随分と茂ってきています。
あと1週間もしないうちに穂がそろい8月終わりには刈り取りです。

こちらは休耕明けの田んぼ。

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綺麗に生えているように見えるのですが、実は雑草がものすごい状態。
除草剤が効かなければ、諦めなければならないかもしれません。
なかなか難しいモノです。

さぁ、今日も草刈りがんばるぞっ!


本日の田んぼ開放日は15時から

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みなさん、おはようございます。

今日は、30度を超える真夏日になりそうです。いよいよ熱中症の怖い季節になってきました。水分補給をこまめに元気に夏を乗り越えましょう!

って、まだ梅雨明けしていないんですよね。
台風も来ているし、この先どうなるものか、ちょっと怖いですね。

さて、本日は田んぼ開放日(※)。
いつもの場所で行っておりますが、今日は15時からになります。
お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。


※田んぼ開放日とは、
単に田んぼにボクが居てゆっくりしているので、田んぼを観たい方はお気軽にお越し下さいのコンセプトで始めたモノです。
田んぼを前におしゃべりをする空間です。
なにもありませんが^^;

それから8月は酷暑の恐れもありますのでお休み。というわけで次回は9月になります。




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