みなさん、こんばんは。
ファームさきくませの栗山です。

週末のアップを予定していたのですが、書類作成に追われ、またも予定を違えてしまいました。もうしわけございません。
あくまで予定と言うことで、ご容赦下さいませ。

さて、先日ですが近隣の農家さんが ドローン を利用して除草剤散布を行うというので、見学に行ってきました。
といっても、私どもが耕作している圃場のすぐ近く。
今までは、準備された場所で色々な人と一緒に眺めることはあったのですが、自分たちが日々を過ごしている場所でとなると俄然臨場感が違います。

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デーン!!!

やっぱりデカい。
このドローンはタンク容積が16リットルの大きなタイプになります。写真は農道の上になりますが、軽自動車が余裕を持って走れる場所で、この大きさ。
いや~、折りたためるとはいえデカい。
とても一人で取り回すことは出来ません。


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で、これが基地局。
バッテリー充電用の発電機を搭載したダンプにくくりつけていました。
この基地局も高いんだよね。


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こちらが飛行風景ですが、とにかく安定していました。
上空待機をしているときは、ピタッと止まっているかのようでしたよ。

ただ、一方で薬剤散布量の調整などは細かいようで、シーズン最初の一発目からバシッと決まるのかには不安を覚えました。
けれど、早い!!
圃場が纏まっていれば1ヘクタール程度なら10分くらいで終わってしまうとのこと。

背負い式のエンジン散布機ではどんなに纏まっていても数時間はかかりますし、大きな圃場になれば人間が田圃の中に散布機を背負ったまま入っていかなくてはなりません。
正直、これは欲しいなと思いました。

ただ、やっぱり高いんですよ。
導入には300万円程度は必要と考えていますので、ちょっとねえ。
この先、トラクター、田植機と更新の予定が入っている中で、ドローンにお金を回すほどの体力がまだありません。
特に今年は米価の大幅な下落が見通せていますので、動けないというのが実際のところ。

先日は、追肥にドローンを使っている事例もありました。
これがまた背負いのエンジン式でやると、ホントにダイエット効果抜群!!
真夏にやっていると、幻覚が見えてくるんじゃ無いかと心配になるほどです。

やっぱり、ドローン欲しいですね。

と、後ろ髪をひかれつつ、現在の田圃はこんな感じです。

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飼料用のアキヒカリ。
かなり遅く植えたのですが、ここの圃場はまぁまぁよくなっていました。

でこちらは4月末植えのコシヒカリ。

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コレは条抜きといって、コシヒカリでは選択することが出来るものになるのですが、植え付けの間を大きく開けて植える技術です。

光をよく浴びるのか、株が大きくなり、丈もそれほど高くなく、通常植えと同じような収量が得られる技術になります。
正直、半信半疑でしたが、手応えはかなりあります。

私どもは10aあたり苗箱を10枚程度使うのですが、これでもかなり少なくしています。
しかし、この技術を使えば6枚程までさらに少なくすることが出来ます。
苗を作る場所の問題が多くの農家の頭を悩ませていますが、この技術を利用すればかなりの改善が見込めそうです。

と、捕らぬ狸のなんとやらになってしまわないように、秋の収穫をみて判断しますが、株の大きさをみるといけそうだなと思っております。


では、本日はこのあたりで。
次回の更新は7月頭を予定しております。


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