備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。

全体の需給見通しは「生産量は消費量を下回る見込み」。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、11月8日(現地時間)
   2019/20年度の7回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2019/20年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み


世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   26億5,819万トン(対前年度比 1.1%
(2)消費量   26億6,454万トン(対前年度比 0.6%増)
(3)期末在庫量 7億9,215万トン(対前年度比 0.8%
(4)期末在庫率 29.7%(対前年度差 0.4ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 世界の生産量は、米国での春小麦の下方修正、アルゼンチンでの下方修正に加え、豪州で前年度を上回る干ばつの影響による減産等から下方修正されたものの、ロシア、EU等で上方修正されたこと等から前年度を上回る見通し。
 一方、世界の消費量は増加する見通し。
 世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加し、史上最高となる見通し。

(1)生産量 7億6,555万トン(対前年度比 4.7%
EU、ウクライナ、インド、ロシア等で増加、カザフスタンで減少
(2)消費量 7億5,517万トン(対前年度比 2.6%
EU、中国、インド等で増加
(3)期末在庫量 2億8,828万トン(対前年度比 3.7%
中国、インドEU等で増加
(4)期末在庫率 38.2%(対前年度差 0.4ポイント


〈とうもろこし〉
 世界の生産量は、ロシア、トルコで上方修正されたものの、米国で単収、メキシコで収穫面積の引下げによる下方修正等から前年度を下回る見通し。
 世界の消費量は前年度より減少する見通し。
 世界の生産量が消費量を下回ることから期末在庫量は減少する見通し。 

(1)生産量 11億216万トン(対前年度比 2.0%
・ロシア、南ア等で増加、米国、中国、メキシコ等で減少
 (前月に比べ米国、メキシコで下方修正)
(2)消費量 11億2,627万トン(対前年度比  1.8%
中国等で増加、米国、EU 等で減少
(3)期末在庫量 2億9,596万トン(対前年度比 7.5%減)
中国、米国、メキシコ等で減少
 (前月に比べブラジルで下方修正)
(4)期末在庫率 26.3%(対前年度差 1.6ポイント減)

〈米(精米)〉
 世界の生産量は、インドでラビ(乾季)作の作付面積の増加から上方修正されたものの、インドネシアでモンスーンの到来遅れの影響による下方修正等から前年度より減少する見通し。
 世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。

(1)生産量:4億9,776万トン(対前年度比0.3%減)
・中国等で減少
(2)消費量:4億9,401万トン(対前年度比1.1%増)
・インド等で減少
(3)期末在庫量:1億7,704万トン(対前年度比2.2%増
中国等で増加
 (前月に比べインドで上方修正)
(4)期末在庫率:35.8%(対前年度差0.4ポイント

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 
世界の生産量は、前年度減産となったブラジルで史上最高となるものの、米国やカナダ等で減産となること等から、前年度より減少する見通し。
 世界の生産量が消費量を下回るため、期末在庫量は前年度を下回る見通し。

(1)生産量 3億3,656万トン(対前年度比 6.0%減)
ブラジル等で増加、米国、アルゼンチンで減少
(2)消費量 3億4,960万トン(対前年度比 1.6%増)
アルゼンチン等で増加。
(3)期末在庫量 9,542万トン(対前年度比 13.0%
米国、アルゼンチン等で減少。
(4)期末在庫率 27.3%(対前年度差 4.6ポイント


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