備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
全体の需給見通しは「生産量は消費量を下回る見込み」。
全体の需給見通しは「生産量は消費量を下回る見込み」。
出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当
米国農務省、8月12日(現地時間)
2019/20年度の4回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し
-2019/20年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み-
※現時点では、南半球では未だ作付作業が始まっていないため、
本報告は極めて暫定的なものである。
本報告は極めて暫定的なものである。
世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量 26億6,478万トン(対前年度比 1.5%増)
(2)消費量 26億7,019万トン(対前年度比 1.3%増)
(3)期末在庫量 7億9,639万トン(対前年度比 0.7%減)
(4)期末在庫率 29.8%(対前年度差 0.6ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
世界の生産量は、6月以降の高温・乾燥等によりトルコ、EU、ロシア等で下方修正されるも、米国で単収の上方修正により生産量が前年度を上回ることから増産となる見通し。
世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。
(1)生産量 7億6,807万トン(対前年度比 5.1%増)
・EU、ウクライナ、豪州、米国等で増加
(2)消費量 7億5,816万トン(対前年度比 3.0%増)
(2)消費量 7億5,816万トン(対前年度比 3.0%増)
・EU、中国、インド、米国等で増加
(3)期末在庫量 2億8,540万トン(対前年度比 3.6%増)
・中国、インド等で増加
(4)期末在庫率 37.6%(対前年度差 0.2ポイント増)
(4)期末在庫率 37.6%(対前年度差 0.2ポイント増)
〈とうもろこし〉
世界の生産量は、ウクライナで天候に恵まれ史上最高の生産量となるものの、米国での減産
等から前年度を下回る見通し。なお、米国では8月の面積調査において収穫面積で下方修正されたが単収で上方修正されたため、生産量は上方修正された。世界の消費量は前年度より減少する見通し。
世界の生産量が消費量を下回ることから期末在庫は減少する見通し。なお、米国では、生産量の上方修正により期末在庫量は上方修正され、期末在庫率は 15.4%となる見通し。
(1)生産量 11億824万トン(対前年度比 1.3%減)
・南ア等で増加、米国、中国等で減少
(前月に比べ、ウクライナで上方修正)
・南ア等で増加、米国、中国等で減少
(前月に比べ、ウクライナで上方修正)
(2)消費量 11億2,909万トン(対前年度比 0.4%減)
・中国、ブラジル等で増加、EU等で減少
(前月に比べ、中国で下方修正)
(3)期末在庫量 3億772万トン(対前年度比 6.3%減)
・中国、米国等で減少
(前月に比べ米国、中国で上方修正)
(前月に比べ米国、中国で上方修正)
(4)期末在庫率 27.3%(対前年度差 1.7ポイント減)
〈米(精米)〉
世界の生産量は、中国で作付面積の減少等から前年度より減少する見通し。
世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。
(1)生産量:4億9,786万トン(対前年度比0.2%減)
・中国等で減少
(2)消費量:4億9,450万トン(対前年度比1.0%増)
(3)期末在庫量:1億7,466万トン(対前年度比2.0%増)
・中国等で減少
(前月に比べ中国で上方修正)
(4)期末在庫率:35.3%(対前年度差0.3ポイント増)
・中国等で減少
(2)消費量:4億9,450万トン(対前年度比1.0%増)
(3)期末在庫量:1億7,466万トン(対前年度比2.0%増
・中国等で減少
(前月に比べ中国で上方修正)
(4)期末在庫率:35.3%(対前年度差0.3ポイント増)
2.世界の大豆需給の概要(見込み)
世界の生産量は、前年度減産となったブラジルで史上最高となるも、米国で8月の面積調査において収穫面積で下方修正され減産となること等から減少する見通し。
世界の生産量は、前年度減産となったブラジルで史上最高となるも、米国で8月の面積調査において収穫面積で下方修正され減産となること等から減少する見通し。
世界の生産量が消費量を下回るため、期末在庫量は前年度を下回る見通し。
(1)生産量 3億4,183万トン(対前年度比 5.8%減)