備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。

全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、4月9日(現地時間)
   2018/19年度の11回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2018/19年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   26億1,142万トン(対前年度比 0.2%
(2)消費量   26億3,755万トン(対前年度比 1.5%増)
(3)期末在庫量 7億8,826万トン(対前年度比 3.2%減)
(4)期末在庫率 29.9%(対前年度差 1.4ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 世界の生産量は、旧ソ連諸国やEUの乾燥の影響から前年度より減少する見込み。世界の消費量は、
EU 等で飼料用需要の減少により下方修正され、前年度より減少する見込み。
 世界の消費量は生産量を上回り、期末在庫量は前年度より減少する見込み。また、米国では、飼料用需要の減退や輸出ペースの減速等から消費量及び輸出量で下方修正されたため、期末在庫量が上方修正された。

(1)生産量 7億3,287万トン(対前年度比 4.0%減)
米国等で増加、EU、ロシア、豪州、中国等で減少。
(2)消費量 7億3,915万トン(対前年度比 0.6%
中国で増加、EU、ロシア等で減少
(3)期末在庫量 2億7,561万トン(対前年度比 2.2%減)
中国、インド等で増加、ロシア、EU等で減少。
 (前月に比べ、インドで上方修正)
(4)期末在庫率 37.3%(対前年度差 0.6ポイント減)


〈とうもろこし〉
 ブラジルで冬とうもろこしの単収の改善、アルゼンチンで作付面積の上方修正や EU での生産量の上方修正等から、世界の生産量は上方修正され、前年度より増加する見込み。
 EU で消費量が上方修正され、世界の消費量は生産量を上回り、期末在庫量は前年度より減少の見込み。米国では、バイオエタノール向け需要の下方修正や、南米諸国等との輸出競争による輸出量の下方修正から期末在庫量が上方修正された。 

(1)生産量 11億738万トン(対前年度比 2.9%増)
アルゼンチン、ブラジル、ウクライナ等で増加、米国、南アで減少
(前月に比べ、EUで上方修正)
(2)消費量 11億3,377万トン(対前年度比  4.3%増)
中国、EU、ブラジル等で増加、米国等で減少
(前月に比べ、EUで上方修正、米国で下方修正)
(3)期末在庫量 3億1,401万トン(対前年度比 7.8%減)
・アルゼンチンで増加、中国、EU、米国等で減少
(前月に比べ、米国で上方修正)
(4)期末在庫率 27.7%(対前年度差 3.6ポイント減)

〈米(精米)〉
 世界の生産量は、インドで夏期の降雨に恵まれ史上最高となる見通しから、前年度より増加する見通し。
 世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見込み。

(1)生産量:5億139万トン(対前年度比1.2%増)
・インド等で増加
(2)消費量:4億9,239万トン(対前年度比1.9%増)
・インド等で増加
(3)期末在庫量:1億7,137万トン(対前年度比5.5%増
・中国、インド等で増加
(4)期末在庫率:34.8%(対前年度差1.2ポイント増

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 世界の生産量は、ブラジル中西部等での乾燥による単収の低下の影響が、南部のリオグランデ・ド・スル州での好天による生産量の上方修正により緩和されたことや、アルゼンチンでの生産増等から、前年度より増加する見込み。
 世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見込み。

(1)生産量 3億6,058万トン(対前年度比 5.5%増)
アルゼンチン、米国等で増加、ブラジルで減少
(2)消費量 3億4,911万トン(対前年度比 3.1%増)
アルゼンチンで増加。
(3)期末在庫量 1億736万トン(対前年度比 8.4%増)
米国、アルゼンチン等で増加、ブラジル等で減少。
(4)期末在庫率 30.8%(対前年度差 1.5ポイント増)


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