備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。

全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、11月8日(現地時間)
   2018/19年度の7回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2018/19年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み

世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   25億9,749万トン(対前年度比 0.6%
(2)消費量   26億4,308万トン(対前年度比 1.7%増)
(3)期末在庫量 7億6,391万トン(対前年度比 5.6%減)
(4)期末在庫率 28.9%(対前年度差 2.2ポイント減)

 
《主な品目別の動向》
 各品目とも中国国家統計局のデータ更新を受け、過去に遡及して修正されたので、ご注意ください。
 
〈小麦〉
 世界の生産量は、豪州における乾燥被害により下方修正されたものの、中国での上方修正から、前月より上方修正された。
 世界の消費量は、中国等の増加により、前年度より増加する見込み。
 世界全体の消費量は、生産量を上回り、期末在庫量は、前年度より減少する見込み。

(1)生産量 7億3,351万トン(対前年度比 3.9%減)
米国等で増加、ロシア、EU、豪州等で減少。前月に比べ、中国で上方修正。
(2)消費量 7億4,580万トン(対前年度比 0.1%増)
インド、中国等で増加、EU、ロシア等で減少
(3)期末在庫量 2億6,671万トン(対前年度比 4.4%減)
中国等で増加、ロシア、米国、EU、豪州等で減少。前月に比べ、中国で上方修正。
(4)期末在庫率 35.8%(対前年度差 1.7ポイント減)


〈とうもろこし〉
 世界の生産量は、米国で前月に引き続き単収の引き下げにより下方修正されたものの、中国での3000万トンを上回る上方修正から、前年度より増加する見込み。
 世界全体の消費量は、中国、米国、EU等での増加により生産量を上回り、期末在庫量は減少の見込み。
 なお、中国の2007/08年度からの生産量の上方修正等から、世界の期末在庫量、期末在庫率とも大きく上方修正された

(1)生産量 10億9,895万トン(対前年度比 2.1%増)
ブラジル、アルゼンチン、ウクライナ等で増加、中国、EUで減少。前月に比べ、中国、ウクライナで上方修正、米国で下方修正。
(2)消費量 11億3,236万トン(対前年度比  4.3%増)
中国、米国、EU、ブラジル等で増加。前月に比べ、中国で上方修正。
(3)期末在庫量 3億751万トン(対前年度比 9.8%減)
アルゼンチンで増加、中国、米国、EU、メキシコ等で減少。前月に比べ、中国で上方修正。
(4)期末在庫率 27.2%(対前年度差 4.2ポイント減)

〈米(精米)〉
 世界の生産量は中国で上方修正されたものの前年度より減少する見通し。
 なお、生産量が消費量を上回ることから、期末在庫量は前年度より増加する見込み。

(1)生産量 4億9,070万トン(対前年度比 0.7%減)
中国等で減少。前月に比べ、中国で上方修正。
(2)消費量 4億8,839万トン(対前年度比 1.2%増)
(3)期末在庫量 1億6,302万トン(対前年度比 1.4%
中国等で増加。前月に比べ、中国で上方修正。
(4)期末在庫率 33.4%(対前年度差 0.1ポイント減)
 

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 世界の生産量は、米国で前月に比べ単収が下方修正されたものの史上最高の生産量となること等から、前年度より増加する見込み。
 世界の生産量は、消費量を上回り、期末在庫量は、前年度より増加する見込み。
 なお、中国で輸入量の下方修正により、米国で輸出量が下方修正され、米国及び世界での期末在庫量が上方修正された。

(1)生産量 3億6,750万トン(対前年度比 8.5%増)
・アルゼンチン、米国等で増加。前月に比べ、米国で下方修正。
(2)消費量 3億5,194万トン(対前年度比 4.5%増)
アルゼンチン、中国等で増加。
(3)期末在庫量 1億1,208万トン(対前年度比 12.4%増)
米国、アルゼンチン等で増加、中国、ブラジル等で減少。
(4)期末在庫率 31.8%(対前年度差 2.2ポイント増)


ブログランキング・にほんブログ村へ