備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。
全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。
全体の需給見通しは、前年度に引き続き「生産量は消費量を下回る見込み」。
出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当
米国農務省、10月11日(現地時間)
2018/19年度の6回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し
-2018/19年度の穀物の生産量は消費量を下回る見込み-
世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量 25億6,205万トン(対前年度比 0.1%減)
(2)消費量 26億1,875万トン(対前年度比 1.7%増)
(3)期末在庫量 5億9,131万トン(対前年度比 8.8%減)
(4)期末在庫率 22.6%(対前年度差 2.6ポイント減)
《主な品目別の動向》
〈小麦〉
世界の生産量は、豪州における乾燥被害やロシアにおける春小麦の単収の下方修正から前月より下方修正された。
世界の消費量は、中国等の増加により、前年度より増加する見込み世界全体の消費量は、生産量を上回り、期末在庫量は、
(1)生産量 7億3,092万トン(対前年度比 3.7%減)
・米国等で増加、ロシア、EU、豪州等で減少
(2)消費量 7億4,560万トン(対前年度比 0.6%増)
(2)消費量 7億4,560万トン(対前年度比 0.6%増)
・中国、インド、米国等で増加、EU、ロシア等で減少
(3)期末在庫量 2億6,018万トン(対前年度比 5.3%減)
・中国等で増加、ロシア、EU、米国、豪州等で減少
(4)期末在庫率 34.9%(対前年度差 2.2ポイント減)
〈とうもろこし〉
世界の生産量は、米国で前月と比べ単収が下方修正されたものの、生産量が前年度を上回り史上2位となること等から、前年度より増加する見込み。
世界全体の消費量は、中国、米国、EU等での増加により生産量を(1)生産量 10億6,831万トン(対前年度比 3.3%増)
・ブラジル、中国、アルゼンチン、ウクライナ、米国等で増加
(2)消費量 11億717万トン(対前年度比 4.1%増)
(2)消費量 11億717万トン(対前年度比 4.1%増)
・中国、米国、EU、ブラジル等で増加
(3)期末在庫量 1億5,935万トン(対前年度比 19.6%減)
(4)期末在庫率 14.4%(対前年度差 4.2ポイント減)
〈米(精米)〉
世界の生産量は、作付面積や単収が減少した中国等で減少することから、前年度より減少する見込み。
世界の消費量は、生産量を上回り、期末在庫量は前年度より減少する見込み。
(1)生産量 4億8,776万トン(対前年度比 0.8%減)
・中国等で減少。
(2)消費量 4億8,847万トン(対前年度比 1.2%増)
・中国等で減少。
(2)消費量 4億8,847万トン(対前年度比 1.2%増)
(3)期末在庫量 1億4,521万トン(対前年度比 0.5%減)
・インド等で減少
(4)期末在庫率 29.7%(対前年度差 0.5ポイント減)2.世界の大豆需給の概要(見込み)
世界の生産量は、米国で前月と比べ収穫面積が下方修正されたものの、史上最高の生産量となること等から、前年度より増加する見込み。
世界の生産量は、消費量を上回り、期末在庫量は、前年度より増加する見込み。
(1)生産量 3億6,948万トン(対前年度比 9.5%増)