本日未明、遠く英国で開催されているラグビーのワールドカップで、我らが日本代表ブレイブブロッサムズ(※)が優勝候補の一角、南アフリカを逆転で下しました。

※海外ではラグビー日本代表のことをチェリーブロッサムズ、もしくはブレイブブロッサムズと呼ばれています。




当初は、南アフリカ相手では荷が勝ちすぎるとは思いましたが、

 応援する方がそんなに弱気でどうするモノよ

とTVの前に陣取っていました。

ラグビーは実力差が如実に出るため、ランキング下位のチームが上位のチームを打ち破る逆転劇、いわゆるジャイアントキリングは起こりにくいモノです。特に、今回の相手、南アフリカ(スプリングボクス)はW杯で優勝2度を誇る強豪。いくら、このところの充実甚だしい日本といえども、レベル差が大きすぎて勝つことは難しい、いや不可能というのが本当のところ。

多分、ラグビーを知っている人で真面目な話、日本が勝つことを信じていた人は、いなかったことでしょう。

だからこそ、この結果は人々に驚きを持って迎えられたのです。
英国BBCでは

 ラグビーユニオンの歴史に置いておそらく最大の逆転劇だ

とまで評されています。
(もと記事はこちら) 


日本代表と言えば、第3回W杯でのニュージーランド(オールブラックス)戦での大敗。

 145対17

 控え選手ばかりの相手に喫した、この敗戦は日本の評価に大きな影を落としていました。
南アフリカのW杯制覇を追った映画「インビクタス/負けざる者たち」の中でも、象徴的なシーンとして取り上げられていました。
日本代表のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズはレセプションで流された日本の敗北の歴史を物語る映像を踏まえ

 ゴミ扱いをされた

と憤慨していたそうです。
(もと記事はこちら

しかし、世界の評価としては日本はラグビーの二流国。
8大会連続で出場しながらジンバブエ相手の1勝しかできていない、とても弱い者たちと捉えられていた。
 
その弱い者たちは、最後のワンプレーで

 ほぼ間違いの無い引き分けでは無く、難しいかもしれない勝利を選択した

その姿が世界中の多くの人達の心をつかんだ。
そう、勇気ある選択をした、その姿に喝采を送ってくれたのでしょう。
その姿は弱き者たちのそれではなく強き者たちのそれだったといえます。

その姿を目にし、ものスゴく鼻高々だったのだけれど、ここ日本ではなかなか理解してもらえないのは切ないところ。

そうそう、ここしばらく浅田次郎の「蒼穹の昴」、「中原の虹」という大河小説を読んでいるのですが、その中で老いた西太后を評してある人がこんな台詞を口にするのです。

 天才の目的などわかるものか。
 だが、なんらかの目的はある。
 そうでなければ、人間があれほど努力をすることはできない。

そう、目的が無ければ人は努力をし続けることが出来ないものです。
日本代表が、これまで長い時をかけ努力を積み重ねてきた、それが間違いなく結実したのがこの勝利だった。
その目的を、メンバーに確かな目的として植え付けることが出来たヘッドコーチの手腕に感嘆。

人間にとって、目的を持つことこそが宝物なのかもしれません。
あの、最後のペナルティでスクラムを選択したブレイブブロッサムズの胸を張った姿に魂が確かに震えました。

まだまだ日本代表の戦いは続きます。
日程は以下の通り

グループリーグB組
 9/23(水) 対スコットランド (日本テレビ系で 22:15~ 生放送)
 10/3(土) 対サモア  (日本テレビ系で 22:15~ 生放送)
 10/11(日) 対アメリカ  (日本テレビ系で 27:45~ ・NHK-BS1 26:50~ 生放送)

応援よろしくお願いいたします!