最近、散歩をしていることを友人に話すと

 それね、散歩じゃないから

と窘められることが多くなりました。曰く


 散歩って30kmも歩かないから!

 散歩って峠道越えることないから!

 そんなことしてると、いつかは死ぬよ!


と、まぁさんざんな有様です。
そんな中、 今回は富士山頂まで散歩に行って参りました。
富士山は、随分昔になりますが、友人達と山頂まで行ったことがあるので、何とかなるだろうという頭でその日を向かえたわけですが・・・。

まず仕事の都合で私だけ遅れてのスタート。
当然、途中の山小屋もみんなが七合目のところを六合目で宿泊することになりました。そして、このチョイスが後々になって、問題になるのですが・・・

さて、仕事を終わらせて富士山五合目に到着したのは17時頃。

IMG_0396


30分休んで身体を慣らして出発です。
今回チョイスしたのは、静岡県側の須走口(旧東口)。六合目あたりまでは木々が茂る、富士山登山道の中でもなかなか趣のあるコース。


0720fuji01

とはいえ、出発が17時40分のため登る人などおらず、下山者とすれ違うくらい。当然、下山道から別れてしまうと独りぼっちの散歩となります。雷が下の方で鳴ったり、雨が急に降ってきたり、心細くなりながらも登っていきます。

0720fuji03


が、当然すぐに息も上がるので、ゆっくりと呼吸をしっかりすることを意識して、10分程度に数分の休みを挟んで一路六合目「長田山荘」を目指します。いつになったら到着するのだろう?出発してから60分が経過しても、なかなか到着する気配がなく焦りが出てきたときにようやく到着。日暮れ前の19時になんとかかんとか山小屋に入りました。

 0720fuji04


当然、ホッとしたのですが、山小屋と言えばギューギューの寝床。身体も休まることもなく疲弊したまま眠りに落ちるのを待とうと決心していました。
ところが、当日の一般客は私だけ。なんと、山小屋一軒まるまる貸し切りという嬉しい誤算でした!

WP_20140720_012


晩ご飯は、いくつかから選べたのですが、定番のカレーをチョイス。
昔登ったとき(八合目宿泊)はカレーだけしか出されなかった思い出があるのですが、カレーの他にサラダとオレンジがつきました。また、温かい飲み物は飲み放題とのこと。

WP_20140720_013

ありがたいなと思いつつ山小屋の方々と話が弾み、気がついたら酒盛りに!

WP_20140720_018

こんなことは普通はないとのこと。
ある意味、良い日にお邪魔したのかも♪
そんなわけで、21時には床につく予定が、なんやかやと伸びてしまいました。その後は、曇っていた空が晴れ天の川の観察をしたり御殿場の夜景を眺めていたりと贅沢な夜を過ごし就寝したのは23時半。とはいえ、なかなか寝付けずに1時半頃まではウトウトとしていました。
そして、翌朝3時40分起床。
4時20分出発!

0721fuji01


開け始めた空の元、懐中電灯を照らしながら一人登山道を登っていきます。
ですが、一人で登るのは これはこれで楽しいものなのだな と思い始めていました。登るという行為が辛いのですが、その行為に向き合うこと=自分に向き合うこととなるので、それはとても楽しいものです。
自分の嫌な面を振り返ったり、今ボクがしなければならないことは何だろうか、などなど思いが巡ります。

そして、そうこうしているうちに御来光!

0721fuji02


単純に嬉しいのはなんでなんでしょう?

でもって、6時になんとか七合目に到着。散歩部のみんなと合流!
しかし、この後、どんどんと遅れ始めます。
自分のペースにならないからなのか、それとも高山病なのか?
悶々としながら、ゼーハーゼーハーしながら登り続けます。

0721fuji03


でも、やっとこ、なんとか頂上までたどり着いたのですが、その後に富士山火口を一周するおはち巡りをやったのが運の尽き。

0721fuji05

0721fuji06


体力を完全に使い切り、どうしようもなくなりました。ご飯ものどを通りません。
ですが、帰りの砂走りは過去の経験から楽なので、ここでなんとかなるだろうと考えていました。そして、1時間くらいは軽快に下りましたが、膝が笑い始めて万事休す。それでも仲間が一緒についてくれて、なんとか下山することができました。
恥ずかしながら下山時に撮った写真は一枚もなし。
どんだけグロッキーだったかは、易々と想像がつくのではないでしょうか?

WP_20140721_006


ですが、一緒についてきてくれた仲間が応援してくれて、ありがたいやら恥ずかしいやら、ホント感謝しか言いようのない状態。
もし彼らがいてくれなかった、どうなっていたのか?

そもそも、忙しい中、無理矢理時間を作っていったこともあり、体調に不安があったにもかかわらず、酒飲んで夜更かしをしたのが全て悪かった。つまりは自分の弱い心に、今回の富士散歩でまたまた気づかされてしまいました。
なお、下山時の七合目では、山小屋に宿泊しようか、本当に悩んでいました。


そして、下山して電車を乗り継ぎ帰宅。ゆっくりとしたら、身体の方はすっかり元気。
高山病が原因で、身体が動かなくなっていたのだなと痛感しました。
疲れを取ってから万全の体調で向かえば別の結果が出ていたのではないか、と悔しく思っております!


最後は、剣が峰での一枚です。

0721fuji04