ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲専業農家です。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2020 田植えを振り返って

新規就農10年目。

今年は、ある程度、手応えを得ているんですよね。

で、備忘録もかねて、その理由をいくつか書いてみようと思います。


1:機械の更新
いきなり機械かよ!

と突っ込まれそうですが、昨年から大きく変わったこととして利用している機械が変わりました。

まず
 ハーフクローラトラクターの導入

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ハーフクローラの為、圃場条件にそれほど左右されません。

雨が多かった中で代掻きまでの作業が回ったことも、代掻きがある程度上手くいったことも、このトラクター抜きには語れないです。

高い買い物でしたが、振り返るとメチャメチャ安かったように感じます。


 ブロードキャスターの導入

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昨年までは田植え同時施肥(側条施肥)を行っていたのですが、田植機が古いのか代掻きが上手くいっていないのか、とにかくまったくダメでした。

なので、代掻き前にブロードキャスターを利用して施肥を行ったのですが、かなり上手くいったなというのが正直な感想です。

そして
 田植機の更新

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昨年まで、PG73(イセキ)という田植機を使っていたのですが、壊してしまったこともあり今年からPZ70(イセキ)に更新しました。 

安かったので施肥機に問題があるのですが、田植え同時施肥を放棄しているので問題なし。 

3.5馬力アップしたこともあり早い!
 
そして、整地ローターがついているのですが、コイツが良い仕事してくれます(詳細は後で)。

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2:側条施肥の廃止
ブロードキャスターの導入のところでも書きましたが、田植え同時施肥(側条施肥)を辞めて事前施肥に変えました。

今のところ、生育に問題も無いので選択は間違っていなかったとの手応えがあります。

そして、田植え時に肥料を抱えて行く必要が無いので、その分のスペース、手間から解放されたのは大きいです。

また、ブロードキャスターでの撒布も半日で5町歩近く出来るので、2名で動ければ1日10町歩までは問題なく施肥できると思います。


3:代掻きから田植えまでの期間短縮
昨年は5日以内にと思いつつ後手後手になり、1週間以上おいてしまった田圃もありました。

水回りも上手くいかずに、田植えまでの管理もイマイチでした。

しかし、今年は中3日程度で植えるようにしました。

場所によっては翌日植えも試してみました(圃場条件にもよりますが問題なしと判断)。

この期間短縮によって、田植え予定の把握がしやすくなったのと、期間短縮により水管理をする圃場の数が相対的に減ったことは大きかったと思います。
 

4:除草剤が効きやすくなった
代掻きから田植えまでの期間短縮が出来たため、雑草の動きが活発になる前に除草剤を振ることが出来たこと。
 
さらに、ハーフクローラトラクターによる代掻きが上手く機能したこと。

そして、田植機の整地ローラーが芽を出した雑草を虐めてくれたおかげで、昨年までに比して目に見えて除草剤の効果が出ていると感じます。


5:秋冬に行った圃場修繕
昨年は、とにかく田圃の漏水が激しかった・・・というか畦畔に穴が開いてしまって、どうにも水がたまらない。

そんなこともあり、この秋冬に整地キャリアを利用して土の移動をしていました。

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これが結構効果があったらしく、昨年は80枚以上利用した畦板が、今年は20枚程度へ激減。

管理枚数が多すぎて、田圃の見回りが難しい中、相当役に立っています。

なので、来期も継続して圃場修繕を行います。


6:苗への水やりの自動化
こう書くと、なんか大変高度なことをしているように思われるかも知れませんが、いやなんのことは無いホームセンターで売っている自動水やり機を使っただけです。

でも、育苗場が家から離れているので、行くだけで一苦労。

それから解放してくれた自動水やり機にはとても助けられました。

IOTでネットで管理するなんてのが流行ですが、そこまでしなくても効率化が図れるものはいくらでもありそうです。


7:みなさんの協力
今年も多くの人に手を貸していただき、なんとか田植え作業を回すことが出来ました。

さすがにいくら機械があっても一人じゃ回わしきれません。

その一方で、段取りも良くなってきたのかなぁ、なんて思ったりもしています。

まぁ、指示に漏れがあり 田植機を落とした なんてこともありましたが・・・すいません^^;



とまぁそんな感じです。

一方で課題はというと・・・


甲:畦畔除草
田植え作業にかかりきりになるのでまったく手が回らない。

 → 土壌表面処理剤により対応する(4月半ば代掻き前)


乙:設備投資
・畦塗り機
現在利用している畦塗り機では、高い畦の形成が出来ないこと、オフセットしないために行動走行時に危険性を伴うことが問題になっています。

 → リバース畦塗り機への更新。

・草刈機
草刈り作業の省力化のためにトラクター接続型の草刈機械を導入し、圧倒的な省力化を図る。

 → ブームモアの取得(併せて外部油圧の増設)

・耕起作業機
現在、ディスクロータリーを利用しての鋤耕を行っているが、土が移動するために毎年行うのは難しい。
一方で、通常のロータリー作業機では時間がかかること、並びに満足な砕土性が得られないので牽引型作業機の導入を検討する。

 → スタブルカルチの導入?

近隣でニプロのスピードカルチの引き合いがあるらしいので、その試験結果を聞いてからになりますが、導入できれば相当変わりそうです。

しかし、そんなに先立つものがあるのかね~T_T


丙:作業の見える化
仕事を一部お願いしたり、作業指示を出すことが多いのですが、その指示が上手く出来ていないと考えています。

これは自分一人で仕事をしていたことの弊害。

それで手伝ってくれる人が大変なら、それは問題だし、トラブルの根が存在することだと思うんだよね。

 → 作業指示依頼書の作成?

うーん、ここは書類を作ったからって上手くいくのかな、どうかなあ。

まぁ、わからないけれど、指示書を作るってことは、自分がその仕事について十分理解していないとできないのだから、まずはやってみよう。

というわけで頑張りまっす!!


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2020 麦刈り終わりました

ご無沙汰いたしております。
さて、

 田植えが終わったのにどうしているの?

とよく聞かれるのですが、水回りやら除草やらでバタバタしているのですが、根を詰めてやっていた疲れがジワジワと出てきていてピヨッていましたw

で、そんな中、麦の刈り取り作業を行っていました

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今年は、コンバインのメンテナンスが上手くいったのか、かなり楽ちんに刈り取ることが出来ました。

けれど、収穫量は兎に角少ないです。

昨年11月に雨が多かったおかげで、本来の播種時期より2週間遅れていました。

それにもかかわらず、刈り取りは昨年より早かったんですよね。

4月の高温の影響か、穂の長さも短いし、そもそも麦稈が短い。

もう、絶対それ!

わかんないけど。

他の地域の方も、今年は取れないわ~、なんてつぶやきが散見されているので、ウチだけでは無いと思います。

まぁ、それでも大きなトラブルも無く刈り取りが終了してホッとしています。

コンバインは昨年から選別が全然ダメだったのですが、

  二番処理胴が瘦せきっていました


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この爪が瘦せていると、二番にくずがつまって選別が上手くいかなくなるようです。

というわけで、今回は選別バッチリです♪


そして、刈り取り部が動かなかったのですが、

 刈り取り歯が固着

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外して清掃してグリス塗って、なんとかなりました。

最初はギアがやられたのかと思ってドキドキしていました^^;


さらに、乾燥場でもトラブル発生も、

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分解清掃でラインの流れは確保できました。

1日でやっつけたかったのですが、結局丸2日かかってしまいました。

それでも、その時間をかけたから刈り取り作業時のトラブルは無かったですね。

というわけで、やっぱり仕事は段取りがほぼ全てってことですね^^;


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【備忘録】2020/5 食糧需給の動き(出所:米国農務省)

備忘録として、世界の穀物需給についてアナウンスをしています。

全体の需給見通しは「生産量は消費量を上回る見込み」。


出所:農林水産省大臣官房食料安全保障課国際需給動向把握担当

   米国農務省、5月12日(現地時間)
   2020/21年度の1回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関する需給見通し


2019/20年度の穀物の生産量は消費量を上回る見込み


世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量   27億5,189万トン(対前年度比 3.3%
(2)消費量   27億550万トン(対前年度比 2.2%増)
(3)期末在庫量 8億6,774万トン(対前年度比 5.6%
(4)期末在庫率 32.1%(対前年度差 1.0ポイント

 
《主な品目別の動向》
 
〈小麦〉
 世界の生産量は、EUで収穫面積・単収の減少見通し、米国で単収の低下から減産も、数年間干ばつが連続した豪州で生産量が回復することに加え、他の主要輸出国のロシア、カザフスタン等でも増産となること等から、史上最高となる見通し。
 世界の消費量も中国、インド等で増加し史上最高となる見通し。
 世界の生産量が消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加し、史上最高となる見通し。

(1)生産量 7億6,849万トン(対前年度比 0.5%
豪州、ロシア、カザフスタン等で増加、カザフスタンEUで減少
(2)消費量 7億5,349万トン(対前年度比 0.7%
・中国、インドで増加、EUで減少
(3)期末在庫量 3億1,012万トン(対前年度比 5.1%
中国、インド、ロシア等で増加
(4)期末在庫率 41.2%(対前年度差 1.7ポイント


〈とうもろこし〉
 世界の生産量は、米国で収穫面積の増加により生産量が初めて4億トンを上回り史上最高となること等から史上最高となる見通し。
 世界の消費量は、米国でコロナウイルスの感染拡大によるバイオエタノール向け需要減から回復すること等から前年度より増加する見通し。
 世界の生産量が消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。

(1)生産量 11億8,686万トン(対前年度比 6.5%増)
米国ブラジル、ウクライナメキシコカナダ等で増加、南ア等で減少
(2)消費量 11億6,196万トン(対前年度比  3.7%
米国中国、EU等で増加
(3)期末在庫量 3億3,962万トン(対前年度比 7.9%増)
米国等で増加、中国等で減少
(4)期末在庫率 29.2%(対前年度差 1.2ポイント増)

〈米(精米)〉
 
 世界の生産量は、タイと中国で増加することから史上最高となる見通し。
 世界の生産量は消費量を上回り、期末在庫量は前年度より増加する見通し。

(1)生産量:5億196万トン(対前年度比 1.7%増)
タイ、中国で増加
(2)消費量:4億9,812万トン(対前年度比 1.6%増)
(3)期末在庫量:1億8,418万トン(対前年度比 2.1%増
インド等で増加
(4)期末在庫率:37.0%(対前年度差 0.2ポイント

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 世界の生産量は、米国で収穫面積の増加により増加し、ブラジル、アルゼンチンでも増産となることから史上最高となる見通し。
 一方、世界の消費量は、中国でアフリカ豚熱の影響で減少した飼料需要が回復すること等により増加することから、期末在庫量は前年度より減少する見通し。

(1)生産量 3億6,276トン(対前年度比 7.9%増)
米国、ブラジル、アルゼンチン等で増加
(2)消費量 3億6,073万トン(対前年度比 3.7%増)
・中国等で増加。
(3)期末在庫量 9,839万トン(対前年度比 1.9%
・中国等で増加、米国等で減少。
(4)期末在庫率 27.3%(対前年度差 1.6ポイント


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