ファームさきくませ -くりやまさん家のコシヒカリ-

千葉県四街道市でコシヒカリを作っている水稲農家です。 現在はコシヒカリの他、飼料米や麦を扱う穀物部門。 さらに、栗やタケノコなどの山林作物の他、剪定・伐採・特殊伐採を行う山林部門を構えています。 日々のことを書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ちょっと雨多すぎますよぉ

   田圃開放日 7月12日(日)15:00~
    
お米の注文はこちら(売り切中)
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連日、雨ぶりが続いていますが、みなさんはどうお過ごしですか?
昨年までの雨の少ない梅雨に比べると、梅雨らしいといえば梅雨らしいのですが、ちょっと雨が多いと思いませんか。


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この時期、ボクの地区では中干し期間中
水が田んぼから消え田面にヒビが入るはずなのですが、しっかり水を張っている田んぼもあり、ほとんどのたんぼでヒビなど一切見当たりません。
水稲農家をはじめて5年目。去年までは、梅雨なのに雨が降らなくて

 このままじゃ枯れちゃうよ~

なんて頭を抱えていたのですが、今年は全く逆。
シトシト雨で田面が軽くしめっているくらいならヒビも入るのでちょうど良いのですが、ヒビも入らず場所によっては水をたたえているってんだから困ります。
7/10には、また水が入る予定だったのですが、今のままだと水は要らない状態です。

ところで、なんで中干しをするのか?
水入れっぱなしで良いんじゃ無いの?

なんて思う方もいると思います。
クボタのwebサイトから引用すると


 中干しには次のような目的・効果があります。

 1.土中に酸素を補給して根腐れを防ぎ、根の活力を高めます。根が強く張ります。
 2.土中の有害ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜くことが出来ます。
 3.水を落とすことによって肥料分であるチッソの吸収を抑え、過剰分けつを抑制します。
 4.土を干して固くし、刈り取りなどの作業性を高めます。

  

特に、3番目の過剰分分けつを抑えるという項目は大きくて、あまり遅い分けつから茎から作られる稲穂は、まず美味しくない。でもって、そういう茎に栄養がとられてしまうことがつまらない。
そして、4番目の土を固くしてという項目も大事。8月がシッカリ晴れてくれるのなら何とかなるのですが、無いとは思いますが、もし雨が降り続けて土が固くならないとコンバインを入れることが出来ません。

それから今日は雨が降るのが早すぎて、せっかく撒いた除草剤が無駄になりました。
もぉ(+_+) 


追伸:クリンチャーバスMEについて

1反あたり500ml1本。100倍希釈で約50Lを撒くのが定量になっています。
私は、背負式動噴を利用しているのですが、せいぜい10L程度しか撒けません。
正直、10Lでも効果が無いわけではないですが、50Lしっかり撒けた田んぼに比べると目に見えて効果が少ないです。
正直晴れた日に撒けたら違うのかもしれませんが、100倍ではなく70倍で撒いた方が良さそうです。

 

原点 挑戦する思い実った



今日も曇天。
時折、雨が降るのですが、それでも先日までに比べれば全然。
肥料を撒き撒き田んぼを移動していました。

でも、昨日までの作業が出来ないで悶々とする状態よりはずっとましです。
明日は友人が手伝いに来てくれるので、曇天といえども嬉しいモノです。


さて、今朝の朝日新聞に取り上げられました。


 原点 挑戦する思い実った~休耕田を再生してきた農家 栗山治さん~


というタイトルで朝刊の真ん中くらい千葉版に掲載されています。

無題



しかし、こういうことって初めてなので、とてもドキドキしました。
実は取材当日は、食あたり明けで体調の悪かった頃でした。まぁ、元気じゃ無かったからこそ肩の力が抜けていてよかったのかもしれませんw
で、気がつけばあっという間に掲載にいたって、自分の写真も出ていたりして、恥ずかしいやら嬉しいやら。

とはいえ、掲載されるのが目的ではありません。
秋に向けて、これからも頑張って参ります!!

どうぞよろしくお願いいたします\(^_^)/


 

【御礼】セミナー盛況の内に終了。ビブリオバトルはとても面白い



連日の雨。

 もう、雨はいいよ~orz

なんて思っていれば、今週末から来週にかけて台風もやってくるとか。昨年に比べて低い気温など、ちょっと頭がイタいというのが現状です。

さて、そんな中、先日のエントリーでも書いたとおり千葉のbarでビブリオバトル(※)が執り行われました。

※ビブリオバトルとは
 参加者が自分の読んで欲しい本を持ち寄り、チャンプ本を決める。
 本の天下一武道会的なものです。

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いつもは、古典講座の体裁で講師の方の流れるような講義が印象的ですが、今回は僕たちがキックオフをします。

まず一人目の方。

 クライマーズハイ(横山秀夫著)



綺麗なお姉さんな彼女の口から流れ出たのは

 みなさんは子供の頃の夢はなんでしたか?
 私の夢は 八百屋 でした。 

といういきなり つかみ鉄板 なフレーズにおおっと驚きます!


二人目の方。

 モモ(ミヒャエル・エンデ著)



いつも元気な彼女が、しっとりと話す様は、みんなをぐっと引き寄せます。


三人目。

 スティーブ・ジョブズⅠ&Ⅱ(ウォルター・アイザックソン著)



会場のBarのマスター。絶対にジョブズをイメージしたでしょうというプレゼン。

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ねっ、なんかぽいでしょ^^



四人目。

 反社会学講座(パウロ・マッツァリーノ著)



1時間前からスタンバっていた素敵女子。紹介本からの引用を持ってくるのはプレゼン的に好印象。


五人目。

 料理の基本練習帳(小田真規子著)



弁が立つことで有名なメガネ男子。まさか、その本を選びますかというチョイスにやられました^^;


最後の六人目。

 選択の科学(シーナ・アイエンガー著)



ボクなのですが、時間配分を間違い用意していたまとめを話せなくなりました^^;



プレゼンテーション。
仕事だと、色々な人の目を気にしてしまったり、上司のだめ出しがあったり、純粋に楽しむコトって難しいと思います。
しかし、このビブリオバトルでは各々が各々の視点で好きな本をプレゼンテーションするコトがまず面白い。
そして、みんなが好意的に場を楽しむことにより、会場には非常に良い空気が満ちます。
それに、学生の時を過ぎると人前で発表する機会って、なかなか得ることは無いのではないでしょうか。
心地よい緊張感です。

あと、お酒をひっかけてからのビブリオバトルが出来るのはここだけかもしれません♪


さて、今回のビブリオバトル。注目のチャンプ本投票では最多票が2冊。
もちろん決選投票を経るのですが、ここでも同票。
というわけで、下記の2冊がチャンプ本となりました。


☆ クライマーズハイ (横山秀夫著)
☆ モモ (ミヒャエル・エンデ著)


そして、講師の吉田祐子先生からは

 聞き手を惹きつけるプレゼン、3つの要素
  ・語り手の人柄
  ・(聞き手にとって)価値ある内容
  ・伝える技術
 
を講評を交えて伝えて頂きました。
内容については割愛しますが、個人的に印象に残った吉田先生の話を少し。

プレゼンテーションというのは上手く伝えるというコトにポイントがある。その為に、どうやって伝えるのかに一喜一憂するところがある。
でも、先生が学生時代に印象に残った先生の講義は

 スライドもパワポも一切使わず、ただ喋るだけの先生。
 でも、難しい名前や言葉が出たときにのみ、黒板にその言葉を書いてくれた。
 それが、なんだか嬉しかった。

ちょっと意訳しているところもあると思いますが、その話から思ったのは場面によるけれども、
場を作りさえすれば

 必要最低限の情報

だけで相手のニーズに応えられるのかなと言うこと。
なかなか、この減らすという行為が難しい、加味するのは簡単なのにね。



おまけ:吉田先生のサイン本GETしました~♪

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